L2036_プリグロックスL 稲刈取り後除草チラシ_
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実感じっかんレポート 移植水稲21ha、直播水稲15haのほか、小麦・大豆20ha、梨60aなどを手がけるのは、愛知県豊田市の大型農家岡田吉司さん。7年前からはじめた水稲の不耕起V溝直播栽培の圃場で、年々ノビエが増えてきたことが悩みの種でした。 「パートさんに手取り除草してもらっていました。3人がかりで1日20aぐらいしかできないから大変だったんです」。 何かいい対策を…と考えていた時に、プリグロックスLの『稲刈取後除草』を知ったのが3年前のこと。これは、雑草が種を落とす前に枯らして翌年の発生を軽減するという除草技術です。 岡田さんは、播種後出芽前と入水4〜5日前に茎葉処理除草剤を1回ずつ、入水4〜5日後に初・中期一発処理除草剤を1回、その後、ノビエの多発した箇所例えば水田に10本のノビエが穂を出していたとします。おそらく、数百本のノビエが発生して、除草剤などの防除で最終的に10本だけが生き残ったのでしょうが、その水田の土の中には数千〜数万のノビエの種子があると考えられ、これを「埋土種子」と呼んでいます。私たちの目に見えているノビエはわずか10本ですが、実はすでに数千、数万もの出芽を待っているノビエが土の中にはあるのです。(出典:シンジェンタジャパン「IWMガイドブック」より抜粋)をスポット処理という従来の除草体系に加え、3年前から稲刈取後にプリグロックスLを再生したノビエに対して、乗用管理機で散布しています。 「以前、散布途中でたまたまプリグロックスLがきれて、30aぐらい未散布の場所が残っちゃったんですよ。そうしたら翌年、そこだけノビエぼうぼうでひどかった(笑)。プリグロックスLをまいておいた部分は、ノビエが全然ないから、違いが一目でわかりました」。 年を追うごとにノビエ発生が確実に減っている、と岡田さん。現在では発生量が以前の5分の1ほどになった、とのこと。 「今年も収穫後にプリグロックスLを使いますよ。パートさんの手取り除草の人件費とくらべて、断然効率的ですからね」と笑顔で語ってくださいました。2012年8月取材実施コナギアゼナ®はシンジェンタ社の登録商標農薬をご使用の際は、ご購入先、または当社ウェブサイトなどで最新の登録内容をご確認ください。愛知県豊田市岡田吉司さん(41歳)埋土種子4,000粒埋土種子のことを『シードバンク』とも言います!雑草の下の土中にも多くの種子がねむっています。スズメノテッポウ■雑草の埋土種子の目安■水田の重要雑草出芽個体80個体ノビエ「雑草の埋土種子」豆知識『稲刈取後除草』の導入で、ノビエが以前の5分の1に減りました。

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