H0525_みちくさプレス86号
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稲作省力化に向けて2年前にオペレーター資格を取得し、ドローンを導入3日がかりの除草剤散布 が1日半に 落水後の除草負担も軽減 だわりは、ていねいな栽培管理です。朝夕の水管理をはじめ、圃場に足繁く通い、小さな変化も見逃しません。今年は特に冬に雪が少なく、夏は猛暑が続いたため、干ばつ気味で水不足が心配されましたが、結果は上々で、ホッと胸をなでおろしています。「ここ空知地方は北海道の ちょうど真ん中辺り。気候も良く水にも恵まれた米づくりには最高の土地なんですよ」。そう胸を張る千石さんの悩みの一つが、ミズアオイやアゼナなどの雑草。特にミズアオイは稲の背 丈まで伸び、収穫期には花が付きコンバインに絡まってしまうため、早めの防除がカギになります。その対策として、2020年にジャンダルムMX豆つぶ250(以下、ジャンダルムMX豆つぶ)を導入し、ドローンを使って散布されました。「以前はラジコンボートでフロアブル剤を散布していましたが、千石洋彰さんの米づくりのこるまでに3日かかっていました。でもジャンダルムMX豆つぶは拡散性に優れているので、1日半ですべての水田の除草が終了。作業が短縮できてホント助かります」と話してくださいました。悩みだった雑草はほとんど除草することができ、ジャンダルムMX豆つぶの効果も実感していただいています。「部分的に再度生えてきたところがありましたが、落水後に中・後期剤をピンポイントで処理するだけで済みました。ジャンダルムMX豆つぶは効果の高い剤だと実感できたので、来年も引き続き使用する予定です」。「ミニトマトやブロッコリーなども手掛けていますが、どんな作物も努力すれば、その分よい結果が得られるのが農業のおもしろさです」と話す千石さんは、農業を始めて30年。娘さん夫婦が後継者となることも決まり、これからますます品質の高い米をつくるために努力を続けていくことでしょう。千石さんに聞きました!水稲※豆つぶ■はクミアイ化学工業(株)の登録商標かば とひろあきHOKKAIDO樺戸郡新十津川町除草剤代かき田植え初期剤ドローン散布落水中・後期剤ピンポイントで散布収穫4月5月6月7月8月9月■水稲の除草スケジュール耕起ジャンダルムMX豆つぶ250北海道米についてちょっとひとこと北海道産米は食味のよさが自慢。ななつぼしは甘みと粘りのバランスが良い米で、ゆめぴりかはもちもちとした食感がたまりません。どちらもどんな料理にも合っておいしいのでぜひ食べてみてくださいね。21・3ha全面積を散布し終わ千石洋彰さん北海道樺戸郡新十津川町道内有数の穀倉地帯JAピンネ管内で、水稲21.3ha(ななつぼし、ゆめぴりかなど)のほか、大豆、ミニトマト、スイートコーン、ブロッコリーを1.7ha作付。      1ジャンダルムMX豆つぶ250 実感レポート北海道散布時間が半分になった。除草効果の高さも実感しています。千石さんの「ジャンダルム■MX豆つぶ■250」雑草防除日誌

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