H0453_みちくさプレス77号
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農業についてちょっとひとこと宇和町の米を中心に経営する若手農家4人が集まり「宇和の男米プロジェクト」というチームを結成しています。興味のある方は、ぜひ僕らのホームページをご覧ください!http://farmer-inoue.jimdo.com原雅嗣さん。無人ヘリコプター東宇和農協普通作部会で多 田地区の支部長を任されるほど仲間からの信頼を集める梶防除のオペレーターも担っており、地域の400haもの水田を日常的にチェック。病害虫の発生に関しては誰よりも敏感なのだとか。「近年、水稲でとくに問題に なっているのがいもち病。4年前に大発生したときは、3割近くもの減収になった農家もいるんです」。JAひがしうわとともに試行錯誤の末、2014年から デジタルコラトップアクタラ箱粒剤(以下、デジタルコラトップアクタラ)を地域の水稲農家へ推奨することに。梶原さんはその効果を目の当たりにしました。「翌2015年もいもち病が大発生。うちを含め、デジタルコラトップアクタラを使っている農家の圃場だけは、大きな被害が見られませんでした。違いが歴然でしたね」と梶原さん。労力面、経済面でも、大きな削減効果があったといいます。「箱剤を使いつつヘリ防除を2回行っていたのですが、デジタルコラトップアクタラの圃場は最後のヘリ防除1回だけでいもち病を抑えられます。労力やコストの面でも、大きく改善されましたね」。「ヘリ防除の回数削減は、ブランド米の推進にも貢献しています」と話すのは、JAひがしうわで専任指導員を務める片山幸太さん。「JAひがしうわでは2016年3月に『西予ブランド米づくり推進協議会』を立ち上げたのですが、ブランド化の母体となるのは減農薬コシヒカリ。農薬は9成分までという基準のなかで、2成分のデジタルコラトップアクタラはブランド化の強い味方です。これからもいもち病対策の指針として奨励していきたいですね」とご評価くださいました。使っていない圃場との 違いは一目瞭然いもち病対策の指針として奨励していきたい水稲梶原さんに聞きました!出穂収穫梶原雅嗣さん(右)とJAひがしうわ営農部専任指導員の片山幸太さん(左)■水稲の防除スケジュール田植えデジタルコラトップアクタラ箱粒剤(田植え同時)EHIME西予市4月5月6月7月8月9月10月11月12月     3デジタルコラトップアクタラ箱粒剤 実感レポート愛媛いもち病対策のヘリ防除が2回から1回に。ブランド米の推進にも強い味方です。愛媛県西予市梶原雅嗣さん7年前までは東京で美容師として働いていたという梶原さん。やがて実家が営む農業に興味を持ち、現在は水稲8ha(コシヒカリ、キヌヒカリなど)、小麦7ha、大豆4haのほか、いちご(あまおとめ)を22a経営されています。梶原さんの「デジタルコラトップ   アクタラ箱粒剤」病害虫防除日誌

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