見た目での鑑定は、 ほぼ100%の的中率闘茶会を通じて 技術を学び合う関係に静岡県ご存じですか?JA遠州中央管内は平野部から山間部まで起伏に富んでおり、3市1町がそれぞれ全国に名を馳せる茶の産地であることから、管内の産地同士が切磋琢磨する良好な関係が生まれています。まずは闘茶会の競技システムについて、同JA伊藤課長代理に説明していただきました。「都道府県の代表が〝利き茶日本一〟をかけて知識を競う全国規模の大会で、まずは都道府県内で地域予選があり、これを勝ち抜いたチームが代表として全国大会へと駒を進めることができます。当JAでは8月8日に『JA遠員36名により地域予選を行い、上位15名を静岡県大会へ送り込みました。ここで優秀な成績を収め、ぜひ11月に行われる全国大会で活躍してほしいと思います」。闘茶会で優劣を決するポイントは2つ。目利きと舌利きです。参加者の前には10府県産の荒茶が並べられ、まずす。次は、試飲による鑑定。は たして、闘茶会に参加する方々の的中率とは? 「県大会に進むような人の場合、見た目での的中率はほぼ100%。どちらかといえば、味を鑑定するほうが難しいんです」という驚きの答えが。地域ごとの栽培技術や環境による違いは、味より見た目に顕著なのだといいます。同JA茶生産青年会としての闘茶会への参加歴は今年で9年目ですが、それ以前は各産地が個別にエントリーしており、現在のような積極的な技術交流はほとんどなかったのだとか。「産地間の交流がなかったころは、自分たちのつくっている茶の品質がどのレベルにあるのかという分析が困難でした。若手の生産者が産地の垣根を越えて青年会を結成し、一丸となって闘茶会に参加するようになってからは交流が盛んになり、互いの技術を学び合う関係性が生まれました」と闘茶会の実行委員を務める同JA袋井南部営農センターの松永康弘係長は目を細めます。闘茶会を通じて絆を深めた、JA遠州中央管内の若手生産者たち。地域の茶栽培の未来は、彼らの双肩にかかっているといっても過言ではないでしょう。 茶茶葉の見た目や味わいで産地を当てる“利き茶”のコンテスト「闘茶会」。日本最大の茶産地である静岡県でも盛んに行われ、JA遠州中央では浜松市天竜区、磐田市、袋井市、森町の3市1町を束ねたチームを結成し、闘茶会への参加を通じて栽培技術の向上を図っています。今回はこの闘茶会について、JA遠州中央営農事業部茶業農畜産課の伊藤裕之課長代理にお話を伺いました。国際標準のGAP認証であるGLOBALG.A.P.を推進しています!Ⓡはシンジェンタ社の登録商標2017年10月作成(KF/YY)道草みち子試飲での鑑定では、自らの舌に全神経を集中させるこんな会社です!目と舌で産地を鑑定する闘茶会。目視での的中率はほぼ100%JA遠州中央の伊藤裕之課長代理(後列右端)と闘茶会実行委員の皆さん(前列右端は弊社営業担当の岡野)は州見中た央目茶で生産産地青を年鑑会定』のし会まシンジェンタは世界中でGAP(適正農業規範)の取組に貢献していますシンジェンタは前身企業のひとつノバルティスの時代に、持続可能な農業生産を証明する国際標準であるGLOBALG.A.P.の元となったユーレップGAP認証の作業チームに参加。現在、シンジェンタは日本においても、GLOBALG.A.P.の導入を推進する活動を行っGLOBALG.A.P.のFAQはこちら http://www.globalgap.org/ja/ています。
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