H0470_みちくさプレス81号
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YouTube公式チャンネルで動画公開中!プリグロックスLデュアールゴールドマルバツユクサが7月から8月にかけて繁茂夏場の除草が省力できてコストダウンにつながったかんしょ開口一番、「東京から来たの? お疲れさま」と気使いの言葉をかけてくださった堀留孝一さん。かんしょは挿苗から収穫まで約4ヵ月というサイクルで、適期収穫が重要なのだとか。1週間ほどの収穫適期の中で、天候を見ながらつるを切りマルチを除去して、収穫機で掘り起こしていきます。  堀留さんがここ数年の課題として気になっていたのが、うね間にはびこる雑草。放置しておくと収量が半減してしまうほど、収穫に影響するのだといいます。問題雑草はマルバツユクサ、 メヒシバ、ハキダメギク。以前は6月上旬に非選択性除草剤を1回、7月下旬に選択性除草剤を1回散布していたそうですが、それでも7月下旬から8月中旬にかけて雑草が繁茂してしまうとのこと。そこで2017年、堀留さんは一部の圃場でプリグロックスLとデュアールゴールドの同時施用を試験的に実施。5月下旬に動噴でうね間に散布しました。「他の圃場は除草剤を2回散布してもダメだったけど、プリグロックスLとデュアールゴールドの圃場は1回散布しただけで、ツユクサとかが8月中旬までばっちり抑えられた。すごく助かったよ」。それぞれの除草剤の印象をお聞きすると、「午前中にまいたら午後には枯れ始めた。これはプリグロックスLの効果だね」と堀留さん。デュアールゴールドの土壌処理のおかげで新しく発芽してくる雑草を8月まで抑えられたことも、省力化に結び付いたと喜んでいらっしゃいます。「夏の暑い時期に除草剤をまかずに済むのはホントに楽だよ。しかも1回分省略できてコストダウンにもなるしね」。今年はプラソイラで圃場を深耕し、排水性を高めて、単収をあげていきたいと語る堀留さん。課題だった雑草対策にもめどが立ち、単収アップに本腰が入ります。除草剤堀留さんに聞きました!収穫4月5月7月8月9月10月11月非選択性除草剤プリグロックスLデュアールゴールド選択性除草剤同時施用KAGOSHIMA曽於市堀留さんのかんしょ育苗ハウスにて■かんしょの除草スケジュール(試験散布)6月挿苗慣行の除草圃場試験散布圃場11プリグロックスL/デュアールゴールド実感レポートプリグロックスL/デュアールゴールドについてちょっとひとことここ2〜3年でツユクサの発生が増えてきて困ってたけど、プリグロックスLとデュアールゴールドのコンビはいいね。2ヵ月ぐらい抑草してくれる。今年は散布面積をもっと増やすつもりだよ。      鹿児島県ツユクサが夏場まで抑えられて、除草剤散布が1回で済むから楽だね。鹿児島県曽於市堀留孝一さんJAそお鹿児島管内でかんしょ、さといも、にんにくなど4haを経営。かんしょはコガネセンガン、高系14号、シロユタカを作付する専業農家。堀留さんの「プリグロックス■L」「デュアールゴールド■」雑草防除日誌

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