YouTube公式チャンネルで動画公開中!アピログロウMX1キロ粒剤水稲──水稲の出荷量は県内でトップだそうですね。吉原さん うち、当JAだけで20%のシェアを占めています。管内では、カントリーエレベーターの普及・整備が進んでおり、水稲のJA出荷率が高いのが特徴。高品質米を育む豊かな環境にも恵まれています。さらに、管内の生産者がもともと培ってきた栽培技術が高いことも、毎年気象条件が異なる中で2012年から特Aランク4年連続獲得という結果につながっているのではないでしょうか。──水稲作では現在、どのような課題を抱えていらっしゃいますか。──減農薬にも注力していらっしゃるそうですね。吉原さん この地域は風通しがいいのでいもち病はほとんど問題になりにくいこともあって、管内生産者の90%は化学農薬の使用成分数が12成分以下なんです。ただ、水田雑草の防除は重要なので、単収を上げるためには上手に雑草防除をしていく必要があります。特にヒエに泣かされている生産者の方が多いので、ヒエは最重要雑草ですね。──雑草や病害虫の対策はどのようにされていますか。小笠原理事 当社の水稲自作地は16haほどあるんですが、その中でも特にヒエが激発する11aの圃場があって、どこに稲が県内全JAの水稲出荷量の吉原さん 東西2つのアルプス山系にはさまれた土地なので、南北に風が抜け湿度がこもりにくく、台風の影響も受けにくいというメリットがあるものの、標高が異なる水田が点在するため面積集約が図りにくく、平場の産地と比べて生産コストはどうしても引けを取ってしまいます。しかし、お米の品質では負けない自信があり、すでに栽培技術も確立されているので、密苗や直播栽培といった新しい技術を取り入れながら、コスト低減をし、いかに売れるお米をつくっていくかが問われています。──最近のお米のニーズに変化はありますか。吉原さん 近年はコンビニエンスストアや外食産業向けといった業務用米の出荷が増えてきており、管内全体の約6割に及びます。取引先からは、今以上に出荷量を増やしてほしいと要請されていますが、圃場が限られているので、いかに品質を保ちながら単収を上げていくかがポイントになると思います。 3中央アルプスと南アルプス、2つの山系にはさまれた伊那谷を管内とするJA上伊那。両アルプス山系からの清らかな水、夏場の昼夜の寒暖差といった豊かな自然環境の中で、食味の高い高品質米を手がけていらっしゃいます。4年連続で特Aランクを取得するなど、その品質は各方面からの折り紙付き。水稲作への取り組みについて、同JA春富支所の吉原由樹さんと農事組合法人ミナミアグリの小笠原裕樹理事にお話を伺いました。同JA産米は「伊那華(いなか)の米」というブランドで販売JA上伊那 春富支所 営農経済課の吉原由樹さん(右)と農事組合法人ミナミアグリの小笠原裕樹理事農事組合法人ミナミアグリの乾燥・調整施設。作業受託も含め年間に1万俵を出荷する長野県県県内内トトッッププのの水水稲稲出出荷荷量量をを誇誇りり、、自自慢慢のの高高品品質質米米でで44年年連連続続特特AAラランンククをを取取得得。。
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