H0470_みちくさプレス81号
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シンジェンタ福岡支店左は弊社岩浪、右はJAかみましき 営農部の川上光喜さん9月湿害の影響で 収量が2〜3割減に播種翌日に雨が降っても 発芽率80%以上だいず製品についてちょっとひとことクルーザーMAXXの現地試験を多数担当していますが、皆さん初期生育の良さに驚かれます。圃場にもよりますが、ほとんどの湿害圃場でだいずの発芽率が向上。手取りがアップした話を実際に聞くと、担当としてすごくうれしいですね。寛二さん。同JA管内では、培だいずをJAかみましきに 全量出荷する専業農家の緒方土を2回行うことで雑草を抑え、除草剤を使わない栽培体系で有利販売につなげています。だいず栽培の課題は、発芽揃いの不安定さとネキリムシなどの害虫被害。圃場が湿田であることから、特に発芽に関しては以  前からの課題でした。「ひどいときは半分しか発芽しないこともあるよ。1週間後には、その分をまき直すんだけど、手間とコストがかかる。それに、播種日が1週間遅れるだけ で、分枝が減って全体の収量が2〜3割落ちるんだ」。また、ネキリムシ対策も重要とのこと。播種1週間後の双葉のころに、ネキリムシに地上部を食害されると、これもまき直しの対象になるからだそうです。 そんな課題を抱えていた緒方さんは、JAかみましきのすすめで2016年から2年間圃場でクルーザーMAXXの試験散布を実施しました。「発芽率がグンと上がったんだ。播種の翌日に雨が降っちゃったこともあったけど、それでも80%以上は発芽した。ネキリムシの被害もなかったから助かったよ」。緒方さんの心をとらえたのは、クルーザーMAXXが収益改善と省力化に結び付いたという点でした。    の8「他剤の圃場は大粒率2割だったけど、クルーザーMAXXの圃場は大粒率が8割を超えたから、農薬コストを差し引いても以前より手取りがプラスになってる。他剤の圃場は殺菌剤を種子処理して播種した後に、散粒機で殺虫剤を散布してたから、その手間が省けたしね」と緒方さん。鳩による鳥害もなくなって、いいことづくめなのだそうです。「もっと単収を上げていきたいから、今年からクルーザーMAXXを本格的に使いたい」。そう語る緒方さんの目標実現を、私たちも願ってやみません。、60a種子処理剤岩浪 由6月7月8月10月11月殺虫剤殺虫剤・殺菌剤殺虫剤殺虫剤・殺菌剤上益城郡甲佐町KUMAMOTO農業でも欠かせないパートナー奥様と緒方寛二さん■だいずの防除スケジュール耕起クルーザーMAXX試験圃場他剤の圃場播種中耕・培土2回クルーザーMAXX殺菌剤殺虫剤収穫クルーザーMAXX 実感レポート熊本大粒率が8割を超えて手取りがプラスになった。作業の手間も省けて助かるね。熊本県上益城郡甲佐町緒方寛二さん酒造メーカーに勤めながら兼業農家として活躍し、35歳で専業農家に転身。だいず3.5ha(フクユタカ)、小麦6.5ha、水稲4.2haなどを作付。緒方さんの「クルーザー■MAXX」病害虫防除日誌

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