ミネクトデュオ粒剤についてちょっとひとこと農家さんの手取り収入向上が私どもの目標なので、苗の安定供給がそれにつながればと思います。そのためにも、今年は、ミネクトデュオ粒剤の効果に大きな期待をしているんです。 「まだ寒い時期から播種が始 まるので、その時期のハウス内温度調節が難しいんです。1週間おきに播種していくんですが、寒い時期は、生育が日照量に左右されるため週ごとに生育が違ってきますので、その都度様子を見て追肥やハウスの管理を行い、なるべく品質を一定に保つことが課題です」と話すのは、 JA佐久浅間で育苗管理を担当されている小平雄司さん。また、さらに問題なのが病害虫防除についてで、特にコナガに関しては、防除タイミングが難しいのだとか。 「6月からの播種は苗の出荷までに2〜3回の殺虫剤散布が必要なんですが、最初の1回目はタイミングが難しい。播種最初の被害に遭いやすいんですが、あまり苗が小さいうちに散布しても効果が低いし、食害されるまで待つと手遅れになってしまいますから」。 ブロッコリーの播種時期は2月上旬から7月下旬まで、3月上旬から8月中旬までは苗出荷が続きます。小平さんは昨年、7月下旬播種のブロッコリーに対して、播種1週間後にミネクトデュオ粒剤を試験散布されました。 「コナガなどの害虫に対して約1ヵ月はミネクトデュオ粒剤のみで行けちゃう、というのが分りました。だから、本葉が出る食害リスクの高い時期を気にせずに他の作業ができる時間が生まれる。そういう省力的な部分が育苗センターとしては、とても大きいですね。1週間に5〜6時間は浮くと思うので、その分、追肥などの管理作業に注力することができて助かります」。 「今年から、播種機のラインにミネクトデュオ粒剤を処理できる機械をセッティングして、播種覆土後に使用しております」と話す小平さん。キャベツ、レタス、はくさいなどにも、使用していきたいと計画をお話しくださいました。YouTube公式チャンネルで動画公開中!ミネクトデュオ粒剤問題害虫コナガの防除タイミングが課題省力化によって浮いた時間は別の作業をブロッコリー播種1週間後に処理殺虫剤佐久市NAGANO播種3週間後小平さんに聞きました!殺虫剤殺虫剤播種2週間後播種ミネクトデュオ粒剤苗出荷まで殺虫剤は不使用苗出荷117月8月■ブロッコリーの防除スケジュール(試験散布時)以前のケースミネクトデュオ粒剤導入時(昨年)ミネクトデュオ粒剤 実感レポート12〜13日目の本葉が出る頃は、長野県播種後に処理して残効が約1ヵ月。本葉が出る頃の防除を省力できました。JA佐久浅間 あさま西部営農センター小平雄司さん育苗センターでブロッコリー、レタス、サニーリーフ、キャベツ、はくさい、チンゲンサイなど年間4万2千枚の育苗管理を担当。小平さんの「ミネクト■デュオ粒剤」害虫防除日誌
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