●散布後、わずか1日で効果が出る抜群の速さ。●気温が低い春先や秋冬期でも除草効果が安定。●黒星病、うどんこ病のほか幅広い病害を同時防除。●予防・治療効果が優れ、高い耐雨性を発揮。●黒星病、うどんこ病などの病害に高い防除効果。●予防・治療効果が期待でき、高い耐雨性を発揮。──病害虫防除についてはいかがですか。 ⓇⓇ8Ⓡ滝澤さん 星病の発生が多かったですね。黒星病は果実に被害が及び、症状が進むと裂果になるので一番の問題病害です。うちでは以前から、黒星病に定評のあるスコア顆粒水和剤を開花直前に散布していましたが、昨年の黒星病多発をふまえ今年は、JAから早めの予防散布指導がありました。そこで今年は、展葉初期からの殺菌剤散布をしっかりと行い、開花直前のスコア顆粒水和剤に加えて、落花10日後には本年からユニックス顆粒水和剤47を散布しており、黒星病はほぼゼロの状態です。──今後の取り組みについて教えてください。滝澤さん ね。「夏あかり」という長野の新品種は、ジューシーでさっぱりとした甘酸っぱさが特徴の小ぶりなりんごですが、静岡の直売所で試験販売したときに評価が高かったんです。この品種を武器に、例えば都内の産直イベントや試食会などに積極的に参加し、県外販売にも目を向けてみたいと思っています。しかし、昨年は、雑草を放置していたせいで、高密植わい化栽培で植えた「シナノゴールド」300本のうち100本がネズミに地際をかじられ、ダメになってしまいました。今後は雑草管理を徹底していこうと思います。──園地の雑草管理には、どのように取り組まれていますか。滝澤さん 12月から2月までを除いて、毎月定期的に除草剤を散布しています。2種類の除草剤を使っていますが、プリグロックスLは、雪が積もる前の秋冬期でも速効的に枯れてくれるので助かりますね。雑草があると根雪と地面の間に空間ができてネズミが動き回りやすくなるので、樹の地際をかじられやすいのですが、雑草がないと根雪と地面の間にすき間ができないので、ネズミが地際付近を動き回れない。だから、プリグロックスLの秋冬期除草は必須なんです。去年は、開花時期が早く、黒やはり販路拡大が課題ですりんごプリグロックスLスコア顆粒水和剤顆粒水和剤47スコア顆粒水和剤の早めの予防散布で黒星病を効果的に抑えられるそうです!殺菌剤殺菌剤除草剤除草剤月に1回程度散布適用病害虫名希釈倍数(倍)黒星病、赤星病3000〜40003000モニリア病、褐斑病2000〜3000使用時期雑草生育期但し、収穫前日まで道草みち穂作物名果樹類除く)適用雑草名一年生雑草多年生雑草(かんきつをスギナ夏に向けて肥大するりんご狩りの果実■千曲園のりんご防除スケジュール(サンふじ)展葉開花落花スコア顆粒水和剤プリグロックスL適用病害(抜粋)「早めのスコア顆粒水和剤が効きました」と滝澤さんユニックス顆粒水和剤47適用病害(抜粋)作物名適用病害虫名黒星病、褐斑病りんご斑点落葉病うどんこ病、モニリア病希釈倍数(倍)作物名20001000〜2000りんご斑点落葉病、うどんこ病、黒点病1000収穫プリグロックスL適用雑草(抜粋)4月5月6月7月11月殺菌剤ユニックス除草剤除草・病害防除ニュース
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