だいせんがわ 当管内は、宮崎一の良食味米産地として市場から高い評価をいただいています。京都や東京に店舗を持つ芸能人御用達の高級米販売店「八代目儀兵衛」が主催し、お米マイスター20名が審査する「お米番付」では2年連続優秀賞を受賞しました。また、えびの市との共催で独自に「米食味コンクール」を毎年開催し、管内産のお米約250点の中から優れた良食味米を表彰するほか、小学生が育てたお米の食味を学校対抗で競うなど食育を兼ねた取り組みも行っています。──産地ブランドとして確立するまでのご苦労はいかがでしたか。内村さん 以前は品質よりも収量を追求するお米づくりを展開していたのですが、平成元年にヒノヒカリを導入し、収量重視から食味重視のお米づくりに産地の方針を転換しました。もともと水系や寒暖差などの環境に恵まれた土地であることから、先人たちが蓄積してきた肥料設計などの技術をベースに、良食味米について試行錯誤してきた結果が、現在の産地ブランド「えびの産ひのひかり」の評価につながっているんだと思います。──水稲栽培のこだわりやポイントについてはいかがでしょうか。内村さん 当管内は、全国的に評価の高い宮崎牛の産地でもあり、畜産農家が完熟させた牛糞堆肥を11月から3月にかけて、反あたり2トンほど圃場に投入するようにしています。チッソ分をおさえた基肥を田植え前に施肥した後、7月中旬にJA職員などが現地巡回し、葉色をチェックして必要な圃場には穂肥を指導するようにしています。 また、分けつ期や出穂前、登熟期には入水と落水を繰り返す間断灌水を実施。根に酸素を送り込んで根張りを良──まず、水田面積や品種など、産地のプロフィールについて教えてください。内村さん 当JA管内では、千名を超える稲作振興会会員によって、ヒノヒカリ約1100ha、にこまる約50haを作付。水系には川内川の源流を使用し、北は九州山地、南は霧島連山に囲まれた霧が出やすく、昼夜の寒暖差が大きい産地であることが良食味を生む大きな要因となっています。県内のJAで唯一精米工場を持ち、出荷前日に精米する「今摺り米」も好評です。水稲たかむれ実感レポート動画実感レポート動画ウェブで公開中!デジタルバウアー箱粒剤JAえびの市の農産園芸課内村直樹さん(左)、稲作振興会の高牟禮宏邦会長(右)精米工場のライン「えびの産ひのひかり」ブランドの米袋管内産のお米や野菜、加工品を販売しています。ぜひ一度お立ち寄りください。道の駅えびのhttp://michinoeki-ebino.com/1「高原と水郷のくに」と呼ばれる自然豊かなJAえびの市管内。古くは島津の殿様も食べていたという高品質・良食味で名高い宮崎の米どころです。お米づくりへの取り組みについて、同JAの農産園芸課 内村直樹さん、稲作振興会の高牟禮宏邦会長にお話を伺いました。宮崎県食食味味重重視視のの施施肥肥やや水水管管理理でで、、宮宮崎崎一一のの良良食食味味ブブラランンドド米米をを生生産産。。
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