早期米として出荷しています。 早期米は、3月下旬から田植えを行うので、初・中期一発除草剤の散布タイミングを普通作よりも遅らせることができ、いもち病などの主要病害や台風の被害を受けにくいというメリットがあります。──コシヒカリ栽培への取り組みについてはいかがでしょうか。武田課長 平成10年から疎植栽培を進めてきましたが、現在はコシヒカリ面積の7割ほどが疎植栽培です。慣行栽培と比べて、苗代が抑えられ、倒伏や病害が発生しにくくなるというメリットがあります。 また、面積としては127haほどですが、特別栽培米コシヒカリも手がけています。やはり特栽米は、適期除草と水管理がポイントですね。化学農薬使用成分数が8成分以内なので、適期を逃さないように、初・中期一発除草剤を田植え7日〜12日後に散布、ホタルイなどの多年生雑草に中・後期剤を6月中旬に散布するように指導しています。──早期米への取り組みが盛んだそうですね。武田課長 当管内稲作部会には約2000名が所属し、水稲作付面積は2300haに及び、その中で三間地区は440haの面積で取り組んでいます。品種は早期米のコシヒカリ、あきたこまち、普通作のヒノヒカリ、にこまるなどです。平成元年から取り組んでいる早期米は、当初全体の半分ほどの面積でしたが、現在は作付面積全体の9割以上が早期米です。早い年では7月末から収穫が始まり、8月26日までの収穫を──三間町のお米は特に品質が高いとお聞きしましたが。武田課長 三間のお米は、「みま米」として市場や消費者から高く評価されています。土壌が粘土質であることや、共同育苗、共同田植え、無人ヘリコプターによる一斉防除に取り組むことで、圃場ごとのバラつきをなくし、例年、一等米比率100%を実現しています。──水稲栽培にはどのようなこだわりがありますか武田課長 収穫後に、鉄分とケイ酸の補強を目的とした土壌改良剤を10aあたり60キロ投入していますが、これは稲を硬くして根を保護し、病害予防や倒伏軽減の効果があります。水稲実感レポート動画実感レポート動画ウェブで公開中!デジタルコラトップアクタラ箱粒剤同JAの営農振興部 農産指導課武田課長(写真右)、三間町支部稲作部会高山健司副部会長(写真左)、笹山誠司さん(写真中央)三間地区の圃場三間町の道路沿いの標識でも「みま米」をPRウェブサイトにはお米、ばれいしょ、たまねぎ、かんきつなど管内産作物の情報が満載です!http://www.ja-eminami.or.jp/3その温暖な気候を活かして早期米を手がけるJAえひめ南管内。愛媛県の南予にあたるこの地域では、県内で最も早く新米出荷が始まります。水稲への取り組みについて、同JAの営農振興部 農産指導課 武田課長、三間町支部稲作部会 高山健司副部会長、笹山誠司さんにお話を伺いました。愛媛県ココシシヒヒカカリリ、あ、あききたたここままちちのの新新米米をを県県内内でで最最もも早早くく出出荷荷すするる早早期期米米産産地地。。
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