また、出穂時期には部会員の圃場を巡回し、穂肥の散布適期と量を診断する穂肥診断訪問を実施しています。幼穂の出穂状態により穂肥の散布時期を、葉色の濃淡により散布量を診断しており、この穂肥診断に基づき、穂肥を散布しています。──水稲の病害虫防除に対する取り組みはいかがですか。武田課長 当管内では、いもち病とイネミズゾウムシが問題病害虫ですが、導入前の圃場試験で一番効果が高かったことから、15年前にデジタルコラトップアクタラ箱粒剤(以下、デジタルコラトップアクタラ)を防除暦に採用しました。それ以来、一貫してデジタルコラトップアクタラを使い続けています。 15年使い続けていますが、耐性菌の発生もなく、毎年とてもよく効いています。また、デジタルコラトップアクタラは、水生生物にも優しく、カブトエビやホタルなどの生物をあちこちの田んぼで見ることができます。──今後の課題や目標について教えてください。武田課長 近年の気候変動に対応した品種を導入するなど、栽培品種の分散化を図り安定化させるのが当面の課題です。高温障害が顕著になってきたヒノヒカリの代替品種として、「にこまる」の作付を進めてきましたが、その他にも5月の連休明けに田植えをする普通作の品種として何がふさわしいか、今後も検討を重ねていくとともに、早期米のさらなる推進を図っていきます。●箱処理1回で葉いもちから穂いもちまでカバー●優れた殺虫成分が初期害虫に安定した効果を発揮。●ヤゴなどの水生動物に対しても安全。●アカヒゲホソミドリカスミカメなどのカメムシ類に高い効果。●いもち病、ウンカ類などの主デジタルメガフレア箱粒剤の適用病害虫(抜粋)要病害虫にも効果を発揮。●ヤゴなどの水生動物に対しても安全。ⓇⓇ※。Ⓡ稲4稲水稲デジタルコラトップアクタラ箱粒剤デジタルメガフレア箱粒剤 ※ただし、発生状況により、穂いもち防除が必要な場合もあります。井関農機の創業者で三間町出身の井関邦三郎氏の記念館■早期米コシヒカリの防除スケジュール田植えデジタルコラトップアクタラ箱粒剤田植え同時処理機でデジタルコラトップアクタラを散布15年にわたり、デジタルコラトップアクタラ箱粒剤をお使いいただいています! 作物名適用病害虫名カメムシ類、ウンカ類イネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、(箱育苗)いもち病ツマグロヨコバイニカメイチュウ使用量育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5ℓ)1箱当り50g使用時期作物名移植前3日〜移植当日(箱育苗)移植当日出穂収穫カメムシ防除(無人ヘリコプター)デジタルコラトップアクタラ箱粒剤の適用病害虫(抜粋)使用量使用時期育苗箱移植前3日〜移植当日移植当日道草みち代適用病害虫名ウンカ類、ツマグロヨコバイイネミズゾウムシ、イネドロオイムシ、(30×60×3cm、使用土壌約5ℓ)1箱当り50gいもち病イネクロカメムシニカメイチュウ3月4月5月6月7月8月病害虫防除ニュース
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