現在の長野県下伊那郡高森町市田地域で栽培されていたことから名付けられた「市田柿」。やや小ぶりながらもっちりとした食感と上品な甘みが特徴です。そんな市田柿の歴史を、JAみなみ信州柿課の田中課長はこのように語ります。 「江戸時代までは地域内だけで食べられていたのですが、大正時代に市田村の農家たちが市田柿と称して東京や名古屋、大阪の市場に出荷を始めたことで徐々に知名度を高めていきました。そして昭和大量に加工できるようになったことで生産量が一気に拡大。南信州の特産品として、広く知られるようになりました」。しかし、人気の高まりは思わぬ事態を招くことになります。 「この地域に縁もゆかりもない土地から〝市田柿〟と名乗る干し柿が出回るようになりまして、中国産の市田柿を見たときはビックリしました(笑)。このままでは、私たちの大切な市田柿の価値が失われてしまいます。そこで、特許庁が施行している地域団体商標制度に登録申請し、この地域で営農部生産された製品だけが〝市田柿〟という名前を使えるよう商標登録しました」。 平成27年現在、570件以※地域ブランドをより適切に保護することにより事業者の信用維持を図り、産業競争力の強化と地域経済の活性化を支援することを目的とした制度。上の全国各地の特産品等が登録されている地域団体商標制度。この制度を活用することで模倣品の廃絶を図ったJAみなみ信州は、市田柿のさらなる生産拡大に取り組みます。 「当JAの管轄内で柿を生産している約2500軒の生産者は、高齢化が深刻な問題になっていました。柿の栽培はできるけれど加工まではできない、柿の栽培すら難しいという農家が増えていたんです。そこで、市田柿の原料となる生柿を買い取り、柿園の借入管理、農産物生産販売を行なう『株式会社2009年に設立しました。さらに2013年には、干柿加工や集出荷を行市田柿本舗ぷらう』をて機能しています」。次なる取り組みは、市田柿を新感覚のスイーツとしてPRすることでした。 「2014年に東京都中央区の晴海トリトンスクエアで2日間の販売イベントを行なったところ、2日分の販売数量が初日で完売してしまったんです。これには我々も驚きました」。JAみなみ信州塩澤次長は、その理由をこう分析します。 「1つずつ個包装にした商品を100円程度で販売するなど〝ちょっと小腹が空いたときのスイーツ〟として提案したほか、なう施設『市田柿工房』を建設。生柿の品質チェックや加工をで集荷した市田柿の全量を集出営農部のhttp://.rakuten.co.j i/i5※ pmnamishnshuwwwJAみなみ信州では、旬の特産品を集めた「南信州およりてふぁーむ」を楽天市場に出店しています。ぜひ、お気軽にご来店ください!人気の高まりとともに増えた模倣品の廃絶に向けて2日分の市田柿が初日で完売理由は売り方・食べ方の工夫か水き稲長野県50年代に柿の自動皮むき機が開発され、徹底した衛生管理と最新鋭の設備により、市田柿を加工・出荷は荷じするめ拠、当点JとAし収穫して皮を剥いた柿を一斉に干す「柿暖簾」は、南信州の秋の風物詩500年以上もの昔から大切に栽培され続けてきた「市田柿」。2006年に地域ブランドとして登録した経緯、販売促進に向けた取り組みなどについて、JAみなみ信州 営農部の塩澤昇次長、田中廣彦課長にお伺いしました。南南信信州州のの地地域域ブブラランンドド「「市市田田柿柿」」。。斬斬新新なな提提案案にによよりり女女性性のの心心ををつつかかんんだだ都都内内のの販販売売イイベベンントトでで即即日日完完売売。。
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