ⓇⓇすいかアミスターⓇ20フロアブルアファーム乳剤わらせなければなりません。授粉を終えたら、授粉日が分かるようにマジックなどで目印をつけていきます。収穫適期は積算温度で1000℃なので、この目印を見て順次収獲することで品質のばらつきを最小限にとどめています。──すいかの出荷体制が厳しく管理されているそうですね。大月さん 毎週水曜日に検査部代表者が集まって会議を行い、天候などの状況を考慮して交配後何日で収穫という目安の日を決めます。その後、圃場検査員が交配日の確認や食味・色・糖度などを総合的に判断して収穫日を決めるとともに、合格票を発行。多い日には、100ヵ所にもおよぶ圃場に出向き、検査を行いますが、共同選果場への出荷時にこの合格票がないと出荷ができないシステムになっています。 また、共同選果場では、目視検査のほか、内部品位センサーで糖度・熟度・空洞などをチェックし、安定した品質を確保しています。──病害虫防除に対する取り組みについて教えてください。大月さん やはり早めの防除が大切ですね。特に整枝後の防除は必須なので徹底するように指導しています。 当JA管内では、炭疽病などを対象としたアミスター20フロアブル(以下、アミスター20)、殺虫剤ではアファーム乳剤を採用しています。トンネル期間中は防除ができないため、トンネル除去後は、浸透移行性が高く、さまざまな病害に効果があるアミスター20は必須です。アファーム乳剤はミナミキイロアザミウマ対象で、速効性が高いので安心して使えますね。また、新剤のアグリメックはハダニへのパンチ力が強く、アザミウマ類も同時防除できるので、当管内での有効性が高いと思っています。●すいかのつる枯病、炭疽病に2000倍液で優れた防除効果。安定。高い耐雨性を発揮。●ミナミキイロアザミウマに1000〜2000倍液で高い防除効果。●優れた速効性を発揮。収穫前日まで使用可能。●素早い殺虫効果を発揮。●500〜1000倍液で、すいかのハダニ類、アザミウマ類に高い効果。道草みち代2000殺虫剤アグリメックアミスター20フロアブルアファーム乳剤アファーム乳剤の適用害虫(抜粋)12準備作物名適用病害虫名アザミウマ類すいかハダニ類定植交配(授粉)希釈倍数(倍)作物名500〜1000すいかミナミキイロアザミウマ1000〜2000収穫適用病害虫名希釈倍数(倍)適用病害虫名作物名つる枯病炭疽病すいか授粉日が分かるように、つるにマジックで目印をつける共同選果場では、トップシーズンに1日2万5千ケースが出荷されるアミスター20フロアブルの適用病害(抜粋)希釈倍数(倍)■JA松本ハイランドのすいか防除スケジュール例6月アグリメックの適用害虫(抜粋)4月3月トンネル5月7月8月9月新剤アグリメックには、強い期待が寄せられているようです!殺菌剤●優れた浸透移行性により効果がシンジェンタのおすすめ製品
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