E0000_みちくさプレス73号
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かんしょかん た  大分特産のブランドかんしょ「甘太くん」は、JA全農おおいたが指定する品種〝ベニハルカ〟を、収穫後40日以上貯蔵して糖度を高めた大分オリジナルのブランド。JAおおいたの糖度検査をクリアしたベニハルカだけが「甘太くん」のブランドで出荷されます。  平成19年に初出荷されると、市場や消費者など関係者から高い評価を受け、現在では大分県全体で90haまで作付が広がりました。 JAおおいた豊後大野甘藷 部会の阿部重之部会長は、「甘太くん」について「土づくりに尽きる」と言います。 「うちの圃場では、冬にペレット状の濃縮堆肥や、苦土重焼燐、ようりんなどを入れて土づくりをしてる。耕起も冬の間に3〜4回はする。柔らかい土にして養分を吸わせやすくするのと、太陽光による土壌消毒がねらいだよ」。 「甘太くん」の圃場は、うねとうね間がそれぞれ40センチ程度で構成されていますが、定植期の4月から、かんしょのつるでうね間が覆われる6月までの間に、2回ほどのうね間除草が必要です。阿部部会長は、甘太くんなどかんしょのうね間除草に長年、プリグロックスLを愛用。100倍液を散布していらっしゃいます。 「うね間にはメヒシバ、オヒシバ、タデ、スベリヒユが生えてくるんだけど、プリグロックスLは朝まいておけば、夕方には色が変わって枯れてくれる。除草効果の速さは、品質・収量の担保に必須なんだ」。 阿部部会長がプリグロックスLを使い続けるもう一つの理由は安心感だと言います。 「もし、かんしょの葉やつるにかかったとしても、かかった部分しか枯れないでしょ。だから、うね間に散布するのに安心なんだ、手早くまけるから効率もいいしね」。 土づくり、そして除草は「甘太くん」にとって大事な作業ですよ、と話す阿部部会長でした。農業についてちょっとひとこと大分県全体で「甘太くん」の作付を100haにするのが当面の目標。市場のニーズに応えるために当部会でも部会員や作付面積を増やしていきたい。丹精込めて作った「甘太くん」を“ナイフとフォーク”で味わってみてほしいですね。収穫後40日以上貯蔵して糖度を高めた大分ブランド「甘太くん」朝まけば、夕方には雑草の色が変わる ■「甘太くん」の防除スケジュールプリグロックスL(4月中旬と5月中旬に1回ずつ散布)134月5月6月定植7月8月9月10月収穫実感レポート動画実感レポート動画ウェブで公開中!プリグロックスL大分県豊後大野市犬飼町OITA阿部部会長に聞きました!プリグロックスL 実感レポートブランドかんしょのブランドかんしょのうね間除草に。効果が速いとうね間除草に。効果が速いと気持ちがいいよね。気持ちがいいよね。大分県豊後大野市犬飼町阿部重之さん部会員70名以上が所属するJAおおいた 豊後大野甘藷部会の部会長。かんしょ90a(ベニハルカ)、水田ごぼう18a、なす10a、ちぢみほうれんそう10aを作付。阿部部会長の「プリグロックスL」雑草防除日誌大分

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