E0000_みちくさプレス73号
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かんしょ JAおおいた野津事業部甘 藷部会の後藤聖憲部会長は、以前JA全農おおいたに籍を置き、ブランドかんしょ「甘太くん」のネーミング公募、ロゴやキャラクターの作成など、ブランド立ち上げに携わった、まさに生みの親的な存在です。 「甘太くん」は、通常のかんしょの1・5倍ほど糖度が高く、 焼き芋にするとじんわりとにじみ出す甘い蜜と、しっとりした食感が特徴。また、その苗にもこだわりがありました。 「県内の『甘太くん』の生産者のすべてがウイルスフリー苗を使 用してるんだ。通常、かんしょの種イモは、各農家が自家採種してるから、どうしても年数を経ると品質が落ちてきたり、形が悪くなってくる。『甘太くん』は、苗の芽の先端を培養することでウイルスに感染していないウイルスフリー苗を生産し、毎年生産者に配布しているから、病気にかかりにくいし、毎年品質の高いかんしょが育つんだ」。 前年の11月から、マルチを張る3月までの間に5〜6回は耕起を行うという後藤部会長。それでも5〜6月の除草を怠ると、雑草がうね間に繁茂してマルチを押さえ込み、収穫前のマルチ除去ができなくなってしまうのだとか。 後藤部会長は毎年2〜3回、うね間のメヒシバ、オヒシバ、タデなどの雑草に対し、プリグロックスLの100倍液を散布していらっしゃいます。 「なんといっても効き目が速いよ、プリグロックスLは。風のない午前中にまいて、その日の夕方になると雑草が黄色くなってクタッとしている。その日のうちに効果が確認できるから、安心なんだ。散布時期の5〜6月は、水田の田植えや除草剤散布があって忙しい。だから、速く枯れてくれると、水田の作業に専念できて効率がいいんだよね」。 「甘太くん」を日本一のブランドにしたい、と語る後藤部会長の熱い思いが伝わってきました。農業についてちょっとひとこと日本野菜ソムリエ協会主催の「野菜ソムリエサミット2013」で「甘太くん」が大賞を受賞しました。さらなる品質向上をめざして、これからも産地一丸となって頑張りますので、応援よろしくお願いします。ウイルスフリー苗を使用し、毎年品質の高いかんしょに速く枯れてくれると水田の作業に専念できる ■「甘太くん」の防除スケジュールプリグロックスL(5月上旬と6月上旬に1回ずつ散布)144月5月6月定植7月8月9月10月11月収穫実感レポート動画実感レポート動画ウェブで公開中!プリグロックスL大分県臼杵市野津町OITA後藤部会長に聞きました!プリグロックスL 実感レポートその日のうちに除草効果がその日のうちに除草効果が確認できる。だから、かんしょ以外の確認できる。だから、かんしょ以外の作業に専念できるんだ。作業に専念できるんだ。大分県臼杵市野津町後藤聖憲さんJAおおいた 野津事業部甘藷部会の部会長。部会員は70名以上。かんしょ1.5ha(ベニハルカ)、水稲1.5ha(ヒノヒカリ)を作付。後藤部会長の「プリグロックスL」雑草防除日誌大分

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