ⓇⓇⓇかんきつスイッチ顆粒水和剤マッチ乳剤年では通常、プラスマイナス20%の収量差がありますが、近年では、プラスマイナス7%程度にまで抑えられています。 また、当管内では、早期摘果期の7月と仕上げ摘果期の9月に、JA指導員を含めた部会員5〜6人のグループ班編成にして他の部会員の園地を巡回する「摘果巡回」を実施しています。これは、摘果作業のチェックや、その他の栽培管理、病害虫防除などの指導・勉強会を兼ねた巡回で「他の人の園地は、普段なかなか見られないから勉強になる」と部会員の方からも好評です。──病害虫防除への取り組みについてはいかがでしょうか。河合さん 害虫では、コナカイガラムシやチャノキイロアザミウマが最重要害虫ですね。当管内の温州みかんでは、7月上旬にマッチ乳剤、7月下旬から8月上旬にアクタラ顆粒水溶剤を散布しています。マッチ乳剤は、残効が長いから助かりますね。チャノキイロアザミウマ、ヨモギエダシャクの同時防除ができるのも便利です。 アクタラ顆粒水溶剤は、難防除害虫のコナカイガラムシへの効果が高く、チャノキイロアザミウマなど幅広い害虫の同時防除が行なえるので当管内の定番ですね。他の害虫にもいえますが、特にコナカイガラムシは薬剤がしっかりかからないとなかなか防除できません。散布ムラができないように剪定作業をしっかりと行うことが大切です。 また、スイッチ顆粒水和剤は、灰色かび病に対する予防効果が高く、残効も長い殺菌剤なので、開花期での散布を指導しています。灰色かび病防除への信頼度が高いので、これも管内の定番です。 今後も、栽培管理とともに病害虫防除を徹底し、品質の高いとぴあみかんを生産していきたいと思います。●みかん、かんきつの灰色かび病に2000倍液で優れた効果。●2つの異なる有効成分で、予防効果と治療効果。●チャノキイロアザミウマ、ミカンハモグリガ、ミカンサビダニなどに高い効果。●長期間にわたり害虫密度を抑制。●チャノキイロアザミウマ、コアクタラ顆粒水溶剤の適用害虫(抜粋)ナカイガラムシ類、アブラムシ類などに高い効果。●葉裏の害虫も逃さない、優れた浸透移行性道草みち代作物名適用病害虫名かんきつ殺虫剤アクタラ顆粒水溶剤殺菌剤16希釈倍数(倍)作物名40003000みかん2000〜30002000かんきつ(みかん除く)適用病害虫名希釈倍数(倍)チャノキイロアザミウマミカンハモグリガミカンサビダニ2000〜3000アゲハ類ヨモギエダシャク開花早期摘果マッチ乳剤作物名適用病害虫名みかん灰色かび病かんきつ(みかん除く)希釈倍数(倍)2000〜3000収穫5〜6名のグループごとに実施される摘果巡回マルチ被覆された「完熟早生みかん」園地仕上げ摘果マルチ被覆アクタラ顆粒水溶剤スイッチ顆粒水和剤の適用病害(抜粋)■JAとぴあ浜松の温州みかん防除スケジュール例(チャノキイロアザミウマ多発地区)10月11月12月スイッチ顆粒水和剤マッチ乳剤の適用害虫(抜粋)4月5月6月7月8月9月ゆら早生、宮川早生、青島などの温州みかんとぽんかん、はるみ、不知火などの中晩柑にスイッチ顆粒水和剤、マッチ乳剤、アクタラ顆粒水溶剤が採用されています!ゴマダラカミキリ成虫アブラムシ類コナカイガラムシ類、ミカンハモグリガ、コアオハナムグリ、ケシキスイ類アザミウマ類、ロウムシ類、カメムシ類、ミカンバエ、ミカンキジラミ病害虫防除ニュース
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