E0000_みちくさプレス73号
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ばれいしょ 1種を手がけています。──ばれいしょの加工品まで手がけていらっしゃるようですね。田中主任 昭和30年代から近隣の4つのJAとともに、ばれいしょの広域集荷や澱粉生産を行い、昭和40年代からはポテトチップスやフライドポテト、コロッケなどを製造する食品工場を開設。また、ポテトハーベスターの導入により収穫作業が飛躍的に効率化し、面積拡大の原動力となりました。加工食品までを手がけることによる付加価値や、大量出荷により多様な市場ニーズに応えることで、通常よりも高値で安定した出荷価格を実現しており、それが経営力の強さにつながっていると思います。──広域集荷には、どのような強みがありますか。田中主任 現在は、当JAを含めた5つのJAで、ばれいしょ総面積5000ha、出荷量約16万トンに及ぶばれいしょを生産し、広域集荷していますが、これは日本国民一人当たり──まず、ばれいしょの面積や品種などについて教えてください田中主任 昨年の出荷用ばれいしょ作付面積は、生食用約460ha、加工用約1420ha、澱粉原料用約237戸の生産者で構成される当JAばれいしょ振興会では多様な品種を栽培しています。生食用では「男しゃく、メークイン、キタアカリ、とうや、ひかる」、加工用では「トヨシロ、ワセシロ、オホーツクチップ、スノーデン、ホッカイコガネ、さやか、きたひめ」、澱粉原料用では「コナフブキ」といった品1.2キロのばれいしょに相当します。20ha。市場のニーズに応えるために、JA士幌町 農産部 農産課の田中政伸主任(左)と、同JAばれいしょ振興会の藤井淳一会長(右)澱粉工場での澱粉袋詰め行程食品工場外観十勝地域の4つのJAと共同で、ばれいしょの広域集荷を行うJA士幌町。貯蔵庫、澱粉工場、食品工場など、ばれいしょに関する食品コンビナートの展開や栽培のポイントについて、同JA農産部 農産課の田中政伸主任と、同JAばれいしょ振興会の藤井淳一会長にお話を伺いました。ネットショップでばれいしょ、牛肉、トマトジュース、うどん、小麦粉などがお求めいただけます。http://www.ja-shihoro.or.jp/shopping/index.htmlポテトハーベスターによる収穫作業北海道食食品品ココンンビビナナーートトのの展展開開にによよりり、、高高値値でで安安定定ししたたばばれれいいししょょ出出荷荷をを実実現現。。

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