ばれいしょレーバスフロアブル 品種ごとに異なる貯蔵庫で貯蔵管理をしており、加工用は7月から翌年の7月まで、生食用は8月から翌年5月まで、ほぼ通年で出荷できる体制を構築。道内のばれいしょ市場における端境期や悪天候などによる他産地の不作時にも、ばれいしょを出荷できるのが広域集荷の強みではないでしょうか。──ばれいしょ栽培での品質向上や省力化の取り組みについて教えてください。藤井会長 輪作、有機物による地力維持、心土破砕や明暗渠整備による透排水性向上などを指導していますが、10年ほど前からは「早期培土」を実践しています。慣行培土では、芽が20センチぐらいに伸びた植付け40日後ごろに仮培土して、6月中旬に本培土をしますが、「早期培土」では出芽する前の植付け20日後までに培土を1回だけ行います。イモの大きさが揃いやすい、緑化イモが少ない、培土作業が省力化できる、歩留まりが向上するなどのメリットがあります。──ばれいしょの病害虫防除への取り組みについてはいかがでしょうか。藤井会長 ばれいしょの重要病害は疫病です。7月下旬は、ばれいしょの茎葉が繁茂し、降水量も多くなるので、疫病が発生しやすくなります。この一番重要な時期に、当JAばれいしょ振興会ではレーバスフロアブルを散布。雨に強く、予防効果が高いので信頼できる剤ですね。残効も10日以上と長いので、小麦の収穫と重なるこの時期には特に助かります。 今後は、別組織への植付け・収穫の委託や、ソイルコンディショニングなどの技術などを検討しながら、面積の維持・拡大に努めていきたいですね。実感レポート動画実感レポート動画ウェブで公開中!レーバスフロアブルⓇ2●1つの有効成分で、ばれいしょの疫病に高い予防効果。●有効成分が速やかにワックス層に吸着し、散布1時間後の雨にも強い。●ワックス層に吸着した有効成分が葉の裏側まで浸透・定着し、効果が持続。道草みち穂■加工用「きたひめ」の防除スケジュール植え付けQRコードを読み取ってアクセス!!レーバスフロアブル作物名適用病害虫名ばれいしょ疫病使用時期25収穫7日前までばれいしょ貯蔵庫培土作業を省力化する「早期培土」早期培土(他剤とのローテーションの中で7月下旬に散布)レーバスフロアブルの適用病害(抜粋)4月5月6月7月8月9月10月収穫降水量が多い時期に雨に強いレーバスフロアブルをご活用いただいています!希釈倍数(倍)使用液量(ℓ/10a)375〜5001500〜200060〜200病害防除ニュースQRコードで動画にアクセス!QRコードをスマートフォンやケータイで読み取って、実感レポート動画に直接アクセスいただけるようになりました。
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