2名で作業するから省力性が一番の課題にカメムシ防除が一回減ってラクになったの高本司さん。有限会社グリーンパワーくろべでは、自作地12ha、作業受託地12haの水稲を作付し、150枚ほどの水田を管理。水田の作業は主に2名で担当し、自作地と作業受託地の作業を別々の日程で行なうことから、作業の省力性が問われます。 「作業受託しているお客様の田んぼの田植え、防除、収穫の時期を最優先してるから、自作地の作業は別の日にせざるを得ないんだ」と語るのは取締役JAくろべでは、アカヒゲホソミドリカスミカメの発生や被害が多いことから、8月上旬と中旬に1回ずつ、カメムシ防除を指導していらっしゃいます。 「作業受託の圃場で斑点米なんか絶対に出せないでしょ。だからカメムシ防除は重要なんだ」同社では4年前にデジタルメガフレア箱粒剤(以下、デジタルメガフレア)を採用。以来、毎年お使いいただいています。同社では、本田のカメムシ防除をラジコン動噴で実施。以前のカメムシ防除は8月上旬に1回目、中旬に2回目を実施していましたが、デジタルメガフレア導入により、1回目が不要になったと言います。 「作業受託地と自作地では、本田防除の日程が違うから、以前の箱処理剤だったら、8月上旬と中旬に各2回ずつ合計4回もカメムシ防除用のラジコン動噴をトラックに積んで行かなきゃいけない。デジタルメガフレアは残効が長いから、8月中旬だけカメムシ防除すればいい。だから作業量が全然違うんだ。日数にすると2~3日分の防除作業が省力できたことになるね。体力的にも精神的にもすごくラク。それと、8月上旬の防除にかかる人件費が省力できるのも大きいかな」。 これからも品質の高い米をつくっていきたいね、と笑顔で話してくださいました。水稲高本さんに聞きました!農業についてちょっとひとこと最近は、水田周辺に住宅地が増えてきたから、農薬の散布も周辺に配慮しなきゃいけないでしょ。本田散布が少しでも減らせる箱処理剤ってホント助かる。環境的にもメリットあるよね。グリーンパワーくろべの伊藤さん(左)、高本さん(中央)、JAくろべ営農担当の石本さん(右)4月6月7月8月箱粒剤富山県黒部市TOYAMAデジタルメガフレア箱粒剤カメムシ防除1回(ラジコン動噴散布)10■コシヒカリの防除スケジュール5月田植え9月収穫デジタルメガフレア箱粒剤 実感レポート富山県 デジタルメガフレアは、いまやウチの定番。カメムシ防除が省力できて助かってるよ。富山県黒部市 高本 司さんJAくろべ管内の農業生産法人 有限会社グリーンパワーくろべの取締役。水稲24ha(コシヒカリ、てんたかく)、だいず6haのほか、ねぎ、にら、にんじん、りんごを作付。冬期は味噌製造も手がける。高本さんの「デジタルメガフレア」病害虫防除日誌
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