─まず、きゅうり産地としての概要を教えていただけますか。松本課長補佐 で、総面積は8ha、胡瓜部会には45戸の生産者が参加しています。作付品種は「オーシャン」「千秀2号」が主力ですが、道内では当JA管内だけしか作付していない「黒さんご」も生産量が少ないものの一部の市場から根強い人気があります。 「黒さんご」はゴーヤのように太く長いのが特徴で、昔ながらのきゅうりの味がする、と札幌の量販店さんから強い支持をいただいています。─きゅうりに対するこだわりについてはいかがでしょうか。松本課長補佐 管内産野菜は「まるいわ」というブランド管内の9割がハウス栽培きゅうりをはじめとする、で、各方面へ出荷しています。当管内のきゅうりは、細身ですらっとしており、外観が非常にきれいなのが特長です。平成15年から稼働した胡瓜選果施設 では、曲がり、キズ、太さ、色抜けなど規格について厳しくチェック。センサーで選果した後、目視でも最終選果を実施します。また、きゅうりの自動箱詰機は、きゅうりとの接触面積がきわめて少ないワイヤー吊上げ式を採用し、自動箱詰め時のキズにも配慮しています。─栽培履歴の管理についても工夫されているそうですね。松本課長補佐 胡瓜部会の生産者の方から毎月末までに、栽培履歴を提出していただいています。胡瓜選果施設には生産者ごとのポストがあり、提出期限が迫ってきたことを知らせるホワイトカードやイエローカードを提示して、注意喚起するようにしています。─きゅうり栽培のポイントについて教えていただけますか。中村部会長 4月下旬から定植を始めるんですが、定植の1週間以上前にマルチとビニールで二重被覆して地温を上げてやります。そうすると初期の根の張りが違うんです。それと、適切な肥培管理も大事です。耕起時に有機肥料や化学肥料を基肥として反あたり20は灌水に反あたり20キロの液肥を混ぜて追肥として施用きゅうりJAいわみざわ 青果部 青果課の松本秀則課長補佐(左)、胡瓜部会の中村一彦部会長(右)管内産きゅうりを「まるいわ」ブランドで出荷胡瓜選果施設のラインでの、厳しい目視チェック「まるいわ」マークの入った出荷箱キしロま、6す。月に石狩平野の中央部にあたる地域を管轄し、水稲や小麦をはじめ、転作によりたまねぎ、メロン、きゅうり、かぼちゃ、にんじんなどを手がけるJAいわみざわ。市場での評価が高いきゅうりへの取り組みについて、同JA青果部 青果課の松本秀則課長補佐と、同JA胡瓜部会の中村一彦部会長にお話を伺いました。産地からのお知らせ!JAいわみざわの農産物・特産品がご購入いただけます。ぜひご利用ください。わくわく情熱市場 http://store.shopping.yahoo.co.jp/ja-iwamizawa/11北海道みちくさ産地訪問産地訪問「厳ましるいい選わ果」ブ基ラ準ンとド栽き培ゅ履う歴り管を理安の定徹出底荷で。
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