H0427_みちくさプレス72号
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─まず、JA管内のプロフィールについてお聞かせいただけますか。伊藤課長 夏は30℃を超える暑い日があり、冬には氷点下20℃以下の寒い日もある寒暖差の大きい典型的な内陸性の気候です。この条件下で生産される農畜産物は、非常に引き締まって美味しいと言われています。この地域の気候の特徴は、大雪山連峰を源流とする石狩川を流れる水、大雪山の清流に育まれた大地で、3620haに及ぶ水稲を作付。きらら397、ななつぼし、ゆめぴりか、ほしのゆめといった品種を手がけています。また、「JAたいせつ米」は、ネットショップと電話注文などで直接消費者に販売する独自のブランドです。品種は「ななつぼし」と「ゆめぴりか」。(財)日本穀物検定協会の特Aランクを5年連続で獲得しています。─水稲の生産履歴のIT管理を始めたそうですね。伊藤課長 従来は生産者が履歴用紙に記入したものをJA職員がスキャナーで読み取り、データ化していたので作業負担が大きかったのですが、昨年より、履歴をタブレット端末などで入力、閲覧できるようにしました。年に1回、JAの各支所で生産者からの生産履歴聞き取りを行いながら入力していくので、労力の削減になったと生産者の方からは好評です。また、肥料の購入履歴や無人ヘリ防除の散布情報なども集約し、今後は水稲以外の作物でも運用できるよう    1にしていきます。─水稲の販路拡大には、どのように取り組んでいらっしゃいますか。吉田主任 平成20年にポーランドへほしのゆめの精米を輸出したのがきっかけとなり、平成24年から貿易会社を通じて、ななつぼしの玄米を香港やシンガポール、台湾に輸出しています。今後はタイやハワイにも販路を広げたいですね。また、消費者との交流やJAPRを目的として、毎年夏に「田んぼアート水稲JAたいせつ 営農部 農産販売課の伊藤彰則課長(左)、農産販売課 米穀販売係の吉田直樹主任(右)JAたいせつ米「ななつぼし」「ゆめぴりか」の5kg袋輸出用玄米の積み込みフたェいスせテつィバ米ルの」JA職員による生産履歴聞き取り風景大雪山連峰に抱かれた上川盆地の中央に位置するJAたいせつは、2003年に2農協が合併して誕生。豊かな自然に恵まれた大地で、稲作などを手がけていらっしゃいます。独自ブランドの「JAたいせつ米」への取り組みについて、同JA営農部 農産販売課の伊藤彰則課長、農産販売課 米穀販売係の吉田直樹主任にお伺いしました。産地からのお知らせ!JAたいせつのウェブサイトで、田んぼアートの動画が見られます!http://www.jataisetu.or.jp/tanbo.htmlみちくさ産地訪問産地訪問北海道独海自外ブ輸ラ出ン、田ド「んJぼAアたーいトせなつど米を」を通消じて費者にアピール。

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