─JA松山市のプロフィールについて教えていただけますか。大政次長 裸麦をはじめ、トマト、ピーマン、レタスなどの野菜づくりが盛んです。作付水稲品種は、コシヒカリ、あきたこまち、キヌヒカリ、にこまる、ヒノヒカリ、フクヒカリで、慣行栽培米を中心に特別栽培米も手がけています。─お米づくりのこだわりやポイントについてはいかがでしょうか。豊田部会長 私の圃場では、にこまるの特栽米を2・1ha栽培していますが、農業は天候によってなかなか計画通りにいかない面もあり、毎年が一年生です。チッソ分を多くすれば収量は上がりますが、タンパクが上がって食味が落ちる。チッソを少なくすると食味は上がっても収量がとれない。だから、チッソのバランスが重要ですね。やはり稲作では、チッソを抑え目にすることと、確実な病害虫防除が基本になるのではないでしょうか。部会では、にこまるの特栽米で、チッソを反あたり7・9キロ投入し、反あたり平均9俵の収量をあげています。当JA管内では、水稲や特別栽培米については、減農薬のさ さ1県基準18成分の半分にあたる9成分以内で栽培。中山間地エリア産は「久くま万高原清流米」、平坦地エリア産は「松まき前育ち」というブランドで、松山生協やJA直売所などで販売しています。─特別栽培米に対する取り組みについて教えてください。豊田部会長 した、岡田松前うまい米づくり部会は200名ほどの部会員で構成されており、どの消費地に流通しても評価される「うまい米づくり」をするという目的で結成されました。当部会では今年から県の奨励品種“にこまる”を特別栽培米「松前育ち」のメイン品種として販売することにしています。 “にこまる”は3年前から試験栽培してきましたが、玄米の粒張りが良く、つややかで食味にも優れた品種。高温の年でも白未熟粒の発生が少なく、ヒノヒカリに代わる県の代表品種になりつつあります。平坦地の圃場を中心と水稲JA 松山市 営農販売部 大政 真次長(左)と岡田松前うまい米づくり部会の豊田年秋部会長特別栽培米の「久万高原の清流米 こしひかり」と「松くままさき前育ち ひのひかり」特別栽培米「松前育ち」ののぼり瀬戸内海、四国山脈に抱かれた高原地帯や道後平野などで、多彩な野菜・果物、花きをなど手がけるJA松山市。約2,880haの水稲面積を有する管内の稲作について、同JA 営農販売部 大政 真次長、同JA岡田松前うまい米づくり部会の豊田年秋部会長にお伺いしました。産地からのお知らせ!JA松山市の産直市では、旬の野菜や果物など新鮮な食材を直売しています。ぜひ一度ご来店ください。http://www.ja-matsuyama.or.jp/market/みちくさ産地訪問産地訪問愛媛県ど道の後消平費野地でで育もん評だ価特さ別れ栽る“培米「うま松まいき前米育”をち」でめざす。
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