■フォース粒剤適用害虫の範囲及び使用方法(ねぎ抜粋)■ネキリムシ類に対する防除効果被害株率(%)定植定植時作条土壌フォース粒剤の作条土壌混和処理は、ネキリムシ類による被害を抑制した。生育期収穫期クロバネキノコバエ類クロバネキノコバエ類ねぎフォース粒剤のねぎでの使い方ネキリムシ類4~9kg/10aネダニ類9kg/10a9kg/10aネダニ類6〜9kg/10a070605040302010処理1日後2007年 日本植物防疫協会研究所 ■害虫の発生状況:甚発生(放虫) ■品種:ホワイトスター ■播種:9月20日 ■定植:10月6日■処理日:10月6日(定植時) ■処理方法:作条土壌混和 ■調査項目:被害株率 定植時土寄せ前但し、収穫30日前まで土寄せ前株元散布但し、収穫30日前まで(推奨時期:定植30〜60日後)1回作条土壌混和1回株元散布(定植時までの処理は1回以内、定植後の処理は1回以内)処理14日後2回以内11作物名適用病害虫名ネキリムシ類ネダニ類クロバネキノコバエ類使用量使用時期フォース粒剤 4kg/10aフォース粒剤 9kg/10aB粒剤 3kg/10a無処理処理8日後本剤の使用回数使用方法テフルトリンを含む農薬の総使用回数混和ネキリムシ類 防除のポイントネキリムシ類として知られているカブラヤガやタマナヤガなどは、周年で発生が見られる害虫で、特に春に雨が少なく、梅雨明けが早い、暑さの厳しい年に多発する傾向にあります。成虫は、作物や枯草の地表面に近い葉裏や地表に1個~数個ずつ分散して産卵します。そのため、被害も圃場に分散しますので、薬剤防除は圃場全体にかけて行う必要があります。また、中老齢幼虫が定植後や発芽間もない苗の地際部を切断するために、フォース粒剤を作土浅めに処理すると効果的です。発生してからでは防除が困難な害虫のため、フォース粒剤を定植時に作条土壌混和し、予防的にネキリムシの被害を低減させる必要があります。ねぎでの上手な使い方と防除効果
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