H0551_ミネクトブラスター顆粒水和剤 技術資料
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0播種時ミネクトブラスター96300050506■イネミズゾウムシに対する防除効果■イネドロオイムシに対する防除効果15被害度被害度■イネツトムシに対する防除効果■ニカメイチュウに対する防除効果100株あたりの生息虫数被害株率(%)Cyantraniliprole顆粒水和剤ミネクトブラスター顆粒水和剤顆粒水和剤ミネクトブラスター顆粒水和剤移植当日播種時ミネクトブラスター移植当日灌注移植3日前対照剤D移植当日対照剤F移植当日播種時対照剤C移植当日対照剤E2019年 (一社)宮城県植物防疫協会 播種:4月5日 移植:5月8日 品種:ひとめぼれ 病害虫発生状況:少発生(放虫)栽植距離:畝幅30cm×株間15cm 区制・面積:1区72㎡(40m×1.8m)1連制(調査は3カ所/区)処理量:200倍 0.5L/箱を播種時覆土前または移植当日に灌注、対照剤Cは50g/箱を播種時覆土前に散布 調査日・方法:7月5日(移植58日後)に1カ所当たり100株、計300株を調査2019年 一般社団法人 日本植物防疫協会 茨城研究所播種:4月11日 移植:5月2日 品種:コシヒカリ 病害虫発生状況:少発生(放虫) 栽植距離:条間30cm×株間18cm 区制・面積:1区109.2㎡(4.2m×26.0m)14条 約2000株 調査地点3地点処理量:200倍 0.5L/箱を播種時育苗箱灌注または移植当日育苗箱灌注、対照剤Eは50g/箱を移植当日育苗箱施用 調査日・方法:7月1日(移植60日後)各区3カ所の連続した50株(計150株/区)について、被害株数を調査し、以下の式により被害株率を算出。被害株率(%)=被害株率/調査件数×1001220播種時移植当日2019年 公益社団法人 青森県植物防疫協会播種:4月18日 移植:5月20日 品種:つがるロマン 病害虫発生状況:中発生 栽植距離:30.0×15.0cm(㎡当たり22.2株) 区制・面積:1区43.2㎡(8畦、2.4m×18.0m)1連制無処理区は1区86.4㎡(16畦、4.8m×18.0m) 試験区全体の外側と中央部の2カ所に配置。処理量:200倍 0.5L/箱を播種時育苗箱灌注または移植当日育苗箱灌注、対照剤Dは移植3日前育苗箱処理50g/箱 調査日・方法:6月14日(移植25日後)各区中央部連続25株2カ所について見取りにより成虫による食害程度別株数を調査し、被害度を算出。2020年 長野県農業試験場播種:6月5日 移植:6月22日 品種:あきたこまち 病害虫発生状況:中発生 栽植距離:条間30cm×株間16cm 区制・面積:1区52.2㎡(4.5m×11.6m)2連制 処理量:200倍0.5L/箱を移植当日育苗箱灌注、対照剤Fは50g/箱を移植当日育苗箱施用 調査日・方法:8月14日(移植53日後)試験区中央付近の100株について、発育程度別幼虫数および蛹数を数えた。353010350300250200150100500イネドロオイムシの食害をしっかり抑えました。ニカメイチュウの食害をしっかり抑えました。1.30.70.721.313.6無処理無処理イネミズゾウムシの食害をしっかり抑えました。イネツトムシの食害をしっかり抑えました。3.51.51432.55.0無処理31449無処理水稲害虫に対する防除効果ニカメイチュウ5〜6月、8〜9月の年2回発生。第1世代の幼虫は、稲の葉鞘に食い入り、集団で中身を食い尽くします。第2世代の幼虫は、出穂前頃から現れ、食害された茎は出すくみ、穂や白穂になり収量に大きく影響します。イネドロオイムシ雑草などで越冬した成虫が飛来して本田に侵入。成虫・幼虫ともに葉を食害しますが、被害が大きいのは成虫によるもので、葉肉を食害し、白いカスリ状の傷を残します。イネツトムシ幼虫で越冬し、5月に越冬した世代の成虫が出現します。そして早植えの稲葉に第1世代卵を産付、ふ化した幼虫が葉を食害します。7月下旬になると成虫が出現し8月上旬まで産卵します。この第2世代幼虫が盛んに稲を暴食します。イネミズゾウムシ畦畔や土手の雑草で越冬した成虫が田植えとともに水田に飛来し、稲の葉を食害し、稲の葉鞘組織内に産卵します。また、ふ化した幼虫が土にもぐって根を食害し、分げつ数が抑制され、減収を引き起こします。

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