アグリメック_かんきつ産地証言リーフレット
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浸達性幅広い殺虫活性耐雨性残効性アザミウマ類の防除に苦慮アザミウマ類の同時防除を確認ミカンキイロアザミウマなど重要害虫をカバーナメクジ※の忌避効果もポイントかんきつ栽培品種が多岐にわたっていることから、管理作業時期のズレに苦労している、と話すのはJAえひめ中央管内で白潟農園を運営する白潟さん。近年はアザミウマ類の発生が多いことも悩みの種で、特にアザミウマ類が外から飛び込みやすい施設栽培では、防除に苦慮されているそうです。白潟さんは2018年に施設栽培の紅まどんなで、アグリメックを試験散布。幅広い害虫をまんべんなく抑えたことに加え、安全性も確認できたので本格導入への弾みがつき、翌年から施設栽培で全面的に使用を開始しました。JAえひめ中央の防除暦と同様に、施設栽培では6月中下旬に、露地栽培では広島県ではチャノキイロアザミウマを中心としたアザミウマ類、ミカンサビダニなどが問題害虫で、県域全体で発生が見られるそうです。JA呉に駐在し、JA広島果実連の農薬委員会 委員長を兼任する小川さんは、アグリメックの現地試験を担当。2年間の検証を経て2021年からJAグループ広島果樹防除暦やJA呉などの防除暦にアグリメックを採用いただきました。「アグリメックの採用はミカンサビダニやチャノホコリダニの初期密度を下げるのが主な目的です。試験の際は、アザミウマ類の同時防除効果もしっかりと確認できたので、温州みかんの落弁期、中晩柑の満開期7月中下旬のタイミングで散布されているそうです。「アグリメックは、まずミカンキイロアザミウマを中心に、ミカンサビダニ、チャノホコリダニといった重要害虫をカバーしてくれるのが一番のメリット。それと、チョウ目のミカンハモグリガまで同時防除してくれるのもすごく重宝するんです。残効もしっかりとあって、ローテーションで次の薬剤を散布するまでの間、害虫を抑制しているなという印象です」。高齢化などで離農する生産者が増加する中、新規就農のサポートなど地域農業のの5月中下旬での採用を決めました。チャノキイロアザミウマは期間中何回も圃場に飛び込んでくるので、残効が長いのも助かりますね」。また、浸達性やナメクジの忌避効果があるのも、生産者にすすめやすいポイントだと、小川さんは言います。「アグリメックは浸達性があって、葉の裏側までちゃんと効いてくれるから、多少のかけムラがあってもカバーしてくれます」。「ナメクジの食害を気にされている生産者の方々もいるので、そういった点でも便利な薬剤だと思います」。白潟 泰さん(写真中央)JAえひめ中央 東部営農支援センター 伊藤 聡課長(左)同JA 北部営農支援センター 営農技術員 佐野将大さん(右)※ナメクジ類は食害防止を目的として使用してください。※ナメクジ類は食害防止を目的として使用してください。しらかたとおるユーザーレポートブック活性化に貢献したい、と担い手としての横顔ものぞかせてくれました。愛媛県伊予郡砥部町白潟 泰さんJAえひめ中央の職員を経て白潟農園の園主に。かんきつ1.8ha(温州みかん、いよかん、はるみ、せとか、はれひめ、紅まどんな、甘平、紅プリンセス)、キウイフルーツ、水稲を栽培。レモンに注力する広島では栽培面積も増加傾向。小川さんはレモンのハナアザミウマ防除でもアグリメックに大きな期待を寄せています。広島県呉市JA広島果実連(JA呉駐在)技師小川哲也さんJA広島果実連の技師としてJA呉に駐在。広島県全体では温州みかん(石地温州など)1200ha、中晩柑(八朔、不知火、清見、レモンなど)1242haを栽培。葉の裏側まで届く浸達性で多少のかけムラもカバーできる。「残効性」や「浸達性」も高い評価をいただきました。残効がしっかりあって、重要害虫の同時防除も重宝します。

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