発生ピーク時期の散布で確かな効果を実感ミカンサビダニとチャノキイロアザミウマの同時防除でコストダウン摘果で残したい果実を残せるように初夏の管理作業が忙しい時期にミカンハモグリガまで抑えた就農5年目になる2代目かんきつ農家の名倉さん。施設栽培の中晩柑におけるチャノホコリダニの被害が課題で、6月から7月にかけての幼果期に加害されて品質低下してしまうことが多いのだそうです。名倉さんが花き農家の知人から噂を聞いてアグリメックを導入したのが2018年のこと。施設栽培の中晩柑でチャノホコリダニの発生ピークとなる時期に、アグリメックを動噴で散布。確かな防除効果を実感されました。「アグリメックは露地・施設栽培の中晩柑や露地みかんに使っていますが、施設栽培の中晩柑ではじめて使ったときは、果実がき就農して10年になる小原さんは、「山のてっぺんから見たら、自分の園地が黒かった」と3年前(2018年)の夏を振り返ります。『黒く』見えた理由は、ミカンサビダニの加害によって黒変した果実。その年、JAありだの紹介でアグリメックを試験散布し、それ以来、初夏のタイミングでミカンサビダニなどを対象としてアグリメックを使用されています。「課題だったミカンサビダニがしっかり抑えられたのが大きかったですね。チャノキイロアザミウマも同時防除してくれるから、以前と比べて混用する殺虫剤の数が省けてコストダウンできました」と小原さん。れいなまま被害もなかったので『あ、効いてる。効果がキープしてるな』って思ったんです。毎年、苦労してたから、今後はコレ!って決めました」。以前はチャノホコリダニの被害で摘果せざるを得ない果実が多く、「アグリメックの導入以来、残したい果実をしっかりと残せるようになりました」と評価いただいています。「チャノホコリダニのほか、チャノキイロアザミウマも同時防除できる。だから、この時期の殺虫剤はアグリメック一つで済むようになりました。殺虫剤が1剤省けたコストダウン効果は、結構大きなメリットですね。アグリメックを初夏に使用されている理由は、もうひとつありました。ミカンハモグリガに食害されると、夏芽の生育がさまたげられたり、木そのものの生育が鈍くなるので、初夏は重要な防除タイミングなのだそうです。「ちょうどその時期には管理作業が忙しいから、わざわざハモグリガだけのために1剤入れたくない。アグリメック1剤でミカンハモグリガも防除してくれるから、この時期の防除にうってつけなんです。コスト・労力の面でうちの農業経営をサポートしてくれるので、アグリメックは外せない薬剤ですね」。おかげで追加防除の手間も省けました」。一昨年から法人化した株式会社なぐら農園は、現在規模拡大中。今後の活躍にますます目が離せません。静岡県浜松市株式会社なぐら農園名倉紀幸さん常時5名のスタッフを抱える株式会社なぐら農園の代表取締役。かんきつ7ha(ゆら早生、高林早生、宮川早生、青島温州、寿太郎温州、ネーブル、せとかなど)を栽培し、干しいもの栽培・加工にも取り組む。これからも上手な病害虫防除を実践し、「山のてっぺんから美しいみかん園を見たい」という小原さん。今年も初夏にアグリメックを使用される予定とのことでした。和歌山県有田川町小原康太朗さんJAありだマル有共撰に出荷する、かんきつ農家。栽培面積は3.5ha(ゆら早生、日南早生、上野早生、田口早生、宮川早生、向山温州など)で、アグリメック導入は3年目。ありミカンサビダニなどの同時防除で。山の頂上から美しいみかん園を望む。「幅広い殺虫活性」の省力効果でアグリメックが支持されています。果実をきれいなままキープ。チャノホコリダニへの効果を実感した。
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