みちくさプレス88号
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  2021年からミネクトデュオ粒剤を  防除暦に採用いただいたそうですね。また管内は露地野菜が多いので、ある程度生育させた後、露地に出して外気に触れさせます。温室で育てた苗を露地で定植してもストレスがかからないように外に出して馴化させるのです。夏なら出荷の5日〜1週間前、冬は日中に出す程度ですが、そうすることでより健康な苗を作ることができます。ミネクトデュオ粒剤は葉菜類の適用害虫が幅広いため、当センターのように葉菜類で多品目栽培をするには大変使いやすく、効果が期待できる剤です。ハイマダラノメイガ、コナガ、アオムシ、アブラムシ類、アザミウマ類など多くの害虫に悩まされてきましたが、ミネクトデュオ粒剤でこれらの害虫は抑えられる安心感があります。特に、キャベツやブロッコリーの苗を食害するハイマダラノメイガは重要害虫で、芯に入り込み、定植後の食害に気づいたときは手遅れということも少なくなかったのですが、ミネクトデュオ粒剤によってその被害がなくなり助かっています。また、残効の長さも魅力です。これまでは育苗期後半や定植時に生産者が灌注処理剤を使用していましたが、は種・覆土後に当センターがあらかじめミネクトデュオ粒剤を処理することで、定植時の防除の必要がなくなり、生産者の皆さんは防除作業を省力化することができました。質の高い苗を提供することで、その後の栽培管理が楽になるようにお手伝いをすることが私たちの役目。ミネクトデュオ粒剤は生産者の負担を減らすことにつながり、二重に助かる薬剤といえます。ハイマダラノメイガコナガは種苗出荷殺虫剤ミネクトデュオ粒剤育苗センターで、は種覆土後に処理アオムシアブラムシ類生産者が定植前に処理生産者の作業を省力化生育期防除9月1月翌年収穫キャベツの主要害虫上手な使い方10アオムシ、アザミウマ類アブラムシ類、コナガハイマダラノメイガセル成型育苗トレイ1箱またはペーパーポット1冊(約30×60cm、使用土壌約1.5〜4ℓ)当り40gセル成型育苗トレイ1箱またはペーパーポット1冊(約30×60cm、使用土壌約1.5〜4ℓ)当り20g〜30gキャベツコナガハイマダラノメイガアブラムシ類苗地床1m2当り12gハイマダラノメイガは種は種覆土後定植7日前使用量1g/株使用時期使用方法株元散布定植後3〜4週間効果が持続!定植時は種覆土後〜育苗期後半は種時全面土壌混和育苗培土混和は種前12g/培土ℓ定植散布①JA兵庫六甲 神戸西営農総合センターマネージャーの猪島嗣公さん(左端)と米・育苗チームの皆さん②新しく導入されたムービングベンチシステム。レール上にベンチがあることで移動が容易で、スピーディーに作業が行えるようになった③出荷前に外気に触れ、馴化させているキャベツの苗④改装されたハウスは高軒高を導入し、天井が高くなった。ハウス内の空間が広くなったことで温度の変化がゆるやかになり、苗のストレスが軽減されたミネクトデュオ導入以前ミネクトデュオ導入以降■適用表(抜粋)作物名■JA兵庫六甲 育苗センターの秋冬キャベツの防除スケジュール全国でも最大級といわれる大型直売所「農協市場館 六甲のめぐみ」。米、野菜、フルーツ、花き、肉と近隣生産者が育てる神戸の新鮮な農産物がずらりと並び、市内はもちろん、近隣の消費者にも人気です。適用病害虫名葉菜類おすすめの使用時期灌注処理殺虫剤灌注処理をスキップ(出荷当日または翌日に定植)8月農協市場館 六甲のめぐみ TEL 078-997-9955神戸市西区押部谷町高和字性海寺山1557-1●葉菜のは種覆土後の処理で、育苗期はもちろん、定植後3〜4週間まで効果が持続。●は種前から定植時まで、様々な育苗管理に対応する使用方法。殺虫剤324 Q   ハイマダラノメイガなどの重要害虫防除に。ミネクトデュオ粒剤が貢献しています!産地からちょっとひとことミネクトⓇデュオ粒剤●アオムシ、コナガ、ハイマダラノメイガ、アザミウマ類、アブラムシ類とキャベツの重要害虫をもれなくカバー。

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