粒剤で病害虫をしっかり予防し、ほうれんそう、みずなを生産。品質の高さで市場からも高評価。埼玉県のJAいるま野管内では、葉肉の厚さと豊かな甘みが特徴で市場から高い評価を受けるほうれんそうや、みずなの周年栽培などに力を入れていらっしゃいます。産地を訪ね、高品質なほうれんそう、みずなづくりに貢献するユニフォーム粒剤とフォース粒剤の実感を伺いました。(出典:JAcom農業協同組合新聞)斉藤さんのほうれんそう栽培は年に2回。3月播種で5月半ばの出荷とでいずれの栽培も「まずは土壌消毒をしっかり行います」とおっしゃいます。ほうれんそう栽培の病害・病害虫対策で重要になっているのは、べと病とネキリムシ類なのだとか。「べと病は、昔は聞いたことがありませんでした。それが10年ほど前からこの地域でも増えています」。ほうれんそうが育ち始めた4月ごろ、気温と湿度が上昇してくると要注意だそうで前には「油断していたら全部、べと病にかかってし、10月播種で12月の出荷まったこともありました」。そこで対策として使用しているのが、べと病対策の殺菌剤ユニフォーム粒剤とネキリムシ類対策の殺虫剤フォース粒剤です。ほうれんそうの栽培工程としては、播種前にまずユニフォーム粒剤とフォース粒剤を全面土壌混和し、そこにシーダーでマルチを被せながら播種。3月からの栽培では発芽後、防虫ネットだけ使用した露地栽培で育てルで覆い、その後に出荷。一方トンネル栽培が基本なのだそうです。「播種前のユニフォーム粒剤とフォース粒剤の全面土壌混和は、基本の作業」と斉藤さん。生育期間中のべと病対策としては、レーバスフロアブルなどをトンネルで覆う前に散布。トンネルで覆った後、気候によっては12月でもトンネル内の温度と湿度が上昇し、狭い空間でべと病などが一気に広がってしまうこともあるのだとか。それを防ぐためには、生育具合のチェックと出荷の調整も兼ねて、ト、2年ほどンネルを開け閉めするときに病害の発生を確認する必要があるのだそうです。、5月に入ると雨除けトンネ、10「ビニールを上げて確認するのは手間。それが病害の発見の遅れにもつながります。生育期の散布だけでは心配で、播種前にしっかり粒剤を処理しておく必要があると考えています」と斉藤さん。一方、ネキリムシ類に対しては、フォース粒剤の処理で十分に防除できているほか、ハスモンヨトウなどにはアファーム乳剤などを使用されています。月からの栽培は斉藤さんは2つの粒剤について「隅々まで均一にしっかり処理することがポイント。病害虫を抑え収量も安定していく」と評価。両剤の使用で、ほうれんそうの後作で栽培するにんじんとさといもにも、いい影響を感じているのだそうです。敦史さんとともに「量より質を追求し、これからも手間をかけていいものを作っていきたい」とビジョンを語ってくださいました。年末需要に応えるほうれんそう栽培に自信効果確実な全面土壌混和ユニフォーム粒剤JAcomのサイトでも記事を紹介!JAいるま野管内のほうれんそうは、葉肉の厚さと豊かな甘みで、市場から高く評価されているJAいるま野管内の生産者 平沼久良さんが栽培中のほうれんそう埼玉県所沢市斉藤博之さん(右)/敦史さんJAいるま野ほうれん草部会の副部会長。9年前に就農したご子息の敦史さんと共同経営。ほうれんそう30a、にんじん50a、さといも70aを作付。11
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