みちくさプレス92号
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みずなの露地栽培は6月から10月まで。播種から1か月後に収穫できるため5回出荷するそうです。ハウス栽培は栽培と違って苗を作って定植するため生育期間は露地より長い2か月、ハウスからは6回出荷するのだとか。苗で育てるのは連作障害を防ぐため。苗を定植すると側根だけで土から養分を吸収、「主根が土に入らず畑が疲れない。連作に向く方法です」と話す塩﨑さん。露地栽培では1m幅で高さチを被せ太陽光で消毒、その後、マルチを剥がしてユニフォーム粒剤とフォース粒剤を土壌に混和してから播種。ユニフォーム粒剤は白さび病対策、フォース粒剤はネキリムシ類とキスジノミハムシ防除のために使用されています。白さび病対策には、アミスター20フロアブルも使用。使用のポイントは、みずなが成長し葉と葉が重なり合う時期で「よく効く」とのことでした。塩﨑さんは「キスジノミハムシの幼虫を残すと、生育期にどんなに殺虫剤で防除しても被害が出る」と播種前の土壌処理の重要性を強調されま、9月から翌年の4月まで。露地す。土壌害虫専用殺虫剤フォース粒剤は、2023年で農薬登録から30年。就農から26年になる塩﨑さんは就農時から使用されていて、防除技術のスタンダードになっているのだそうです。また、「ハウス栽培ではユニフォーム粒剤を必ず使用します。広く均一に薬剤を撒くようにしています」と塩﨑さん。こうした栽培管理でみずなは市場から高い評価を得ており、「クレームを出したことがない」と胸を張ります。「撒いた種はすべて収穫する、と父から教えられ、これがわが農園の経営理念です。常に一番のmのベッドにマル品質をめざし、薬剤を適切に使ってしっかり栽培していきたいと考えています」とお話しくださいました。みずなで地域農業活性化常に一番の品質めざす10c作物名ほうれんそうみずな適用病害虫名べと病白斑病白さび病作物名適用病害虫名ネキリムシ類ほうれんそうホウレンソウケナガコナダニ非結球あぶらな科ネキリムシ類葉菜類キスジノミハムシ使用時期は種前12周年供給し市場からも信頼を得ているフォース粒剤、ユニフォーム粒剤の土壌混和により高い発芽率と良品生産を実現● 品質劣化を防ぎ、秀品率のアップに貢献。■適用表(抜粋)播種殺菌剤ユニフォーム粒剤白さび病を対象として播種前に全面土壌混和殺虫剤フォース粒剤塩﨑さんのみずな(露地栽培)防除スケジュール殺菌剤ユニフォーム粒剤の適切な使用量を動画で紹介!6月7月収穫収穫ネキリムシ類、キスジノミハムシを対象として、ユニフォーム粒剤と同時に全面土壌混和使用方法全面土壌混和ネキリムシ類(カブラヤガ)8月9月ネキリムシ類などに高い殺虫効果。●速効で効果を発揮。処理後約1か月の長い残効。■適用表(抜粋)キスジノミハムシ幼虫殺虫剤フォースⓇ粒剤● 播種前の全面土壌混和で、ほうれんそうやみずなの埼玉県狭山市塩﨑 稔さん(塩﨑農園)みずな1.5ha、さといも1haのほか、にんにく、にんじん、ブロッコリーなども栽培。ご両親・奥様のほかパートさん4人と営農。10月ユニフォームⓇ粒剤● 作用性の異なる2つの有効成分で、ほうれんそうのべと病、白斑病や、みずなの白さび病を確実に予防。

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