みちくさプレス92号
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「私の理想は長靴を履かずに、スニーカーで田植えをすることです。圃場に入らなくても田植えができるような栽培方法や技術を追求していきたい」と語る新井田さん。今後も時間やコストの削減を追求しながら、楽しいコメづくりを実践していくことでしょう。鈴木勝浩さんは、JAで36年間営農指導に携わった後、実家を継ぎ55歳で就農されました。水稲の課題を伺うと「省力化です」とのお答え。その対策として田植機とコンバインの共同利用をされています。「有志が集まって作った組織で、4軒の生産者、a分で共同利用しています。この地域は1971年に基盤整備されたことで多く、大きな機械も利用しやすいため、機械を更新した際に8条植え田植機、5条刈りコンバインを導入しました。おかげで以前より効率が良くなりました」。省力化の試みの1つとして、2023年は圃場の一部でミネクトブラスターを試験的に使用いただきました。苗箱400枚、面積にして1.5ha~2ha分を、灌水ポンプで田植えの5日前に灌注処理されたそうです。「普段は、粒剤の箱処理剤を田植同時散布していますが途中で機械を止めて粒剤を補充しなくてはなりません。圃場から出て、粒剤補充、再開までは5分くらいかかってしまいます。雨天の日などは、粒剤補充のため圃場を出入りするだけでも大変ですが、それをしなくて済むのは助かります」と評価してくださいました。元々、弁当肥などの液肥を使用されているため、苗箱への灌注も手慣れているという鈴木さん。難しい作業もなく、手持ちの道具で使用できた点も良かったそうです。防除効果の面でも、初期害虫のイネドロオイムシの発生が平年より少なく、これなら粒剤と比べても遜色はない、とのことでした。「今は規模拡大や設備投資などは考えていません。健康に気をつけて現状を維持するのが今後の目標。ミネクトブラスターは新しい機械も必要と、30a区画がしないので、本格的な使用も検討したいですね」と今後の農業経営もお話しくださいました。、1回3kg、30a分しか入らないので、稲稲4稲機械の共同利用で省力化を推進ミネクトブラスターの使用で田植えの時間短縮が実現14 h■適用表(抜粋)作物名適用病害虫名いもち病、イネドロオイムシ、イネミズゾウムシ(箱育苗)ニカメイチュウ、紋枯病適用病害虫名ニカメイチュウ、イネツトムシフタオビコヤガ、もみ枯細菌病、内穎褐変病適用病害虫名いもち病、イネドロオイムシ、イネミズゾウムシ(箱育苗)イネミズゾウムシ、ウンカ類、ツマグロヨコバイ(箱育苗)コブノメイガ、イネツトムシ、ニカメイチュウイナゴ類、フタオビコヤガ、イネドロオイムシ製品詳細や体験レポート公開中お手持ちの機材で、簡単に灌注処理!殺虫剤特A評価が続くJA会津よつばの「会津米」JA会津よつば管内の水稲栽培面積は2万2,000haに及ぶを発揮● 実績のある有効成分で、初期害虫、いもち病、紋枯病をスマートに防除ジョウロ鈴木さんの水稲防除スケジュール(ミネクトブラスター試験圃場)9月殺虫殺菌剤■適用表(抜粋)作物名4月定置式動力噴霧器播種殺虫殺菌剤ミネクトブラスター顆粒水和剤田植え5日前に灌水ポンプで灌注処理田植え5月7月福島県大沼郡会津美里町鈴木勝浩さんJA会津よつば 美里営農経済センター高田地区管内で、水稲7ha、そば2haのほかに、会津特産の“みしらず柿”を40a、桃を30a栽培。果を発揮● いもち病や、初期害虫に優れた効果頭上灌水装置薬剤混和機8月灌注処理がよくわかる水稲情報ページはこちら!ノメイガなど幅広い害虫を防除● 飼料用米・WCSの低コスト生産に貢献■適用表(抜粋)作物名収穫10月水稲育苗箱用灌注処理剤「ミネクトシリーズ」ミネクトⓇフォルスターSC● 高密度播種栽培でも安定した効果ミネクトⓇブラスター顆粒水和剤● 高密度播種栽培でも安定した効ミネクトⓇスター顆粒水和剤● イネドロオイムシ、ウンカ類、コブ

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