徐々にサツマイモ基腐病が拡大。ドローン受託防除なら、他の作業に専念できるし、経営的にもプラスだね。植7 宮崎県北諸県郡三股町上水広志さん九州地域を中心に被害が拡大している「サツマイモ基腐病(以下、基腐病)」。近年では宮崎県にも被害が広がっており、かんしょ5ha(青果用の圃場でも2~3年前から発病株が見受けられるようになったのだそうです。基腐病の防除対策では、アミスター20フロアブル(以下、アミスター20)の活用を中心に、基腐病抵抗性品種の採用、額縁暗渠による排水対策、収穫残渣の分解促進剤の活用などを実践されていらっしゃいます。「かんしょは以前、殺菌剤なんて散布してなかったけど、実際に被害株が見られるようになったから、面積が小さい圃場はアミスター20を動噴で散布するようにしたんだ」。上水さんのかんしょの基腐病防除は、6月からだでさえ忙しい時期なのに、暑い中、動噴のホースしゃいます。9月にかけて2~3回行われますが、その時期は、7月上旬のかぼちゃ収穫、8、8~9月掘りのかんしょ収穫など農作業が重なり多忙を極めます。作業の効率化を図るために上水さんは、面積が大きいかんしょ圃場の防除を2021年から(株)スカイウォーカーに委託。「たを引っ張りながら広い畑を歩き回るのは大変だったんだ。受託防除にしてからは身体がラクになったし、その間、自分は他の作業ができるから農業経営的にすごくプラスになってる」と上水さんはおっ宮崎・鹿児島エリアの水稲・畑作(かんしょ)におけるドローン受託防除を実施されている(株)スカイウォーカーでは、かんしょの基腐病防除の基幹剤として、2021年からアミスター20を採用。3年目に当たる今年2023年からは、系統の異なる他剤を加えたローテーションでドローンによる受月中旬のにんじん定2~3年前から基腐病の被害株が発生。抵抗性品種も導入し、防除対策を実践面積が大きい圃場の防除を委託。多忙な時期の防除が省力できて経営的にプラスドローン防除でアミスター20を採用して3年目。使用圃場と未使用圃場では明らかな差が発生アミスター20フロアブル3.5ha、焼酎原料用1.5ha)を作付する上水さん●基腐病の拡大防止●多忙な時期の防除作業省力化●(株)スカイウォーカーにアミスター20などによるドローン受託防除を依頼●かんしょの防除時期に、他の作物の作業ができるなど農業経営が効率化9月インタビュー記事全文はWEBで!上水さんのかんしょ圃場のドローン防除スケジュール例(べにまさり、ムラサキマサリ)10月定植殺菌剤アミスター20フロアブル32倍の希釈液で、1回目散布6月7月8月殺菌剤他剤異なる系統の殺菌剤で2回目散布殺菌剤アミスター20フロアブル16倍の希釈液で、3回目散布(台風・大雨の前後にのみ散布対応)収獲上水農園の上水広志さん(右)と株式会社スカイウォーカー 代表取締役の大工龍也さん(左)。青果用品種「べにまさり」「紅はるか」や焼酎原料用品種「ムラサキマサリ」といったかんしょのほか、にんじん、かぼちゃを作付。課題施策成果
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