H0491_みちくさプレス84号_
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にんじん栽培についてちょっとひとこと岐阜では冬にんじんは二条ずつ播種するのが普通でした。でも、他の産地では四条播きをしていると知り、四条播きを取り入れたところ効率がよくなって収益もアップし、今年は過去最高を記録。これからも頑張りますよ。 春夏と冬のにんじん年2作 どりをする全国でも珍しい産地、各務原市で就農8年目の水はけのよい畝を作るなどの耕種的防除で、センチュウをはじめとする病害虫に強い圃場づくりを心がけていらっしゃいます。そのうえで、播種の際にご活用されているのが、ユニフォーム粒 剤とフォース粒剤です。 「ユニフォーム粒剤は使い始めて4年目です。しみ腐病に悩まされていたときに、知人から勧められて使うようになりました。ユニフォーム粒剤を使用する ようになってからは、しみ腐病が出ることはなくなったので、効果を実感しています」。 「フォース粒剤は父から『これは必ず使うように』と教えられているもの。当たり前のようにずっと使っています。就農以来、害虫に悩まされたことはないので効果が出ているのでしょうね」と話してくださいました。林亮輔さん。緑肥を施したり、 しみ腐病は、産地全体でも問題となっている病害です。その解決策として、林さんは今年収穫の春夏にんじんから、各務原市の人参部会でユニフォーム粒剤を使うことを推奨してくださいました。結果は上々で、部会の生産者からしみ腐病が出なくなったとの報告を受けているそうです。 「しみ腐病がきっかけで腐ったり割れたりしていたことを考えると、それを未然に防ぐことで、収量アップにつながっています。粒剤なので手軽に散布できるのも魅力ですね。ユニフォーム粒剤に代わる薬剤もありません。そう考えるとコストパフォーマンスの高い剤だと思います」。 2019年の4月からは若手生産者6名で、各務原市人参部会ブランド推進委員会を立ち上げ、そのリーダーとしてにんじんのPR活動にも忙しい林さん。各務原市の農業の担い手の要として産地を維持し、拡大していくために、これからも地域をけん引していくに違いありません。YouTube公式チャンネルで動画公開中!ユニフォーム }7林さんに聞きました!悩まされていた「しみ腐病」が改善若手の栽培技術の向上を目指し、産地の拡大を図るにんじんGIFU各務原市粒剤殺菌剤殺虫剤播種ユニフォーム粒剤フォース粒剤両剤とも播種前に処理収穫12月1月2月3月4月5月6月■春夏にんじんの防除スケジュールユニフォーム粒剤/フォース粒剤 実感レポート林さんの「ユニフォーム■粒剤」「フォース■粒剤」病害虫防除日誌岐阜悩まされていたしみ腐病が改善。きれいなにんじんが収穫でき収益も右肩上がりです。岐阜県各務原市林 亮輔さん「にんじんづくりといえば林さん」と言われるほどのにんじん農家だったお父様の跡を継ぎ就農し、にんじん7ha、だいこん1haを作付。農業生産法人(株)フォレストファームの代表取締役として、にんじんジュースやドレッシングなどの6次化にも積極的に取り組んでいる。

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